こんにちは、TOWER DOORSスタッフです。

TOWER DOORSが注目する新人アーティストの魅力にメール・インタビューから迫る企画〈6つの質問〉。いままで質問に答えてくれたアーティストの楽曲は下記の再生リストにまとめてあります。

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今回登場してもらうのは、バンド〈水いらず〉です。TOWER DOORSは昨年、彼らの楽曲“ほとんど、空”をピックアップしたのに続き、今回“水の重さ”を紹介します。

2016年に都内で結成された3人組、水いらず。メンバーは、ヴォーカル/ギターの井上真、キーボードの桜井晴紀、ドラムスの小宮山節己で、〈自分達が感動できる作品を作り、インディペンデントであること〉というポリシーで活動しています。

彼らは結成して1年足らずの2017年、早稲田大学の音楽レーベル/サークル〈Waseda Music Records(ワセレコ)〉のイベント〈WMS.3〉に出演。共演者には、折坂悠太(合奏)やカネコアヤノ、Laura day romanceといった人気アクトが名前を連ねていました。

ビッグ・ネームとわたりあった水いらずの実力の高さは、そのサウンドを一聴すれば瞭然です。浮遊感のあるインディー・ロックをベースに、ソウルやジャズ、エレクトロニック・ミュージックなどの要素を組み合わせた彼らのサウンドは、とても親しみやすいもの。その一方で、独特のコーラス・ワークやエディットなど、バンド・サウンドから逸脱した実験的なアプローチを潜ませた水いらずの音楽は、アヴァン・ポップ的とも言えます。

水いらずのポップさを強調するのは、ヴォーカリスト・井上真の甘く伸びのある特徴的な歌声です。彼が歌うメロディーは、まるで魔法のよう。そのポップさと実験的なアプローチからはフィッシュマンズやキセルといった日本のポップ・ミュージックの新たな方向性を提示したバンドや、即興演奏シーンからポップスに挑んだ毛玉を想起します。

それでは、そんな水いらずの魅力に〈6つの質問〉から迫りましょう。メンバーの井上真と桜井晴紀が回答してくれました。