連載

蓮沼執太が選ぶ〈コロナ時代の1曲〉

【アーティストと音楽関係者が選ぶ〈コロナ時代の1曲〉】

私たちの日常の風景をすっかり変えてしまった、コロナ禍。それはまた、私たちの音楽の聴き方にも少なからず影響を及ぼしたと思います。以前好きだった音楽を受け付けなくなったり、あるいはそれまでスルーしていたような音楽に突如として心を奪われたり……。

そこでMikikiでは、ミュージシャンやレーベル関係者、レコード・ショップ関係者、ライブハウス関係者など音楽に関わって仕事をする人々に〈コロナ禍以降、愛聴している1曲〉を訊ねる新連載をスタート。その回答は一人ひとりのいまの心情を映し出すと同時に、災いに見舞われた人々に対して音楽がどのような意味を持つのか、そのヒントにもなるのではないでしょうか。 *Mikiki編集部

【アーティストと音楽関係者が選ぶ〈コロナ時代の1曲〉】記事一覧はこちら


 

蓮沼執太

83年、東京都生まれ。蓮沼執太フィルを組織して国内外でのコンサート公演をはじめ、映画、演劇、ダンス、CM楽曲、音楽プロデュースなど、多数の音楽を制作。また〈作曲〉という手法を応用した物質的な表現を用いて、展覧会やプロジェクトを行う。2018年個展『Compositions』(ニューヨーク・Pioneer Works)、『 ~ ing』(東京・資生堂ギャラリー)を開催。2013年アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)のグランティとして渡米。2017年文化庁東アジア文化交流使として中国に滞在。第69回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。 2020年には26名編成の蓮沼執太フルフィルとして『FULLPHONY』をリリース。

 

コロナ禍以降、特に愛聴している1曲は何ですか?

Grouper “Parking Lot”(2018年作『Grid Of Points』収録)

静かな音楽を聴くことが増えました。落ち着いて物事を考えたり、読書する機会が増えたりもして、外で音楽を聴く体験も減ったことが影響すると思います。Grouperはアメリカ・ポートランド出身のLiz Harrisのプロジェクト。最小限の音に彼女のヴォーカルが混じりあって、抽象的な音像が目の前に広がります。歌詞もどこか人間の感覚では考えられない視点で描かれる物語に感じます。〈Her hands on her painted blue skin. A world of pain. They will hear us cry.〉

 


LIVE INFORMATION

オーチャードホール公演『○→○』
2021年4月23日(金)東京・渋谷 Bunkamuraオーチャードホール
時間:開場 18:00/開演 19:00
出演:蓮沼執太フィル
ゲスト:ヤン富田 /塩塚モエカ(羊文学)/xiangyu/RYUTist/柴田聡子/徳井直生
チケット:全席指定 8,000円(税込)/3階席指定 4,500円(税込)
購入窓口:https://eplus.jp/sf/detail/1205000001-P0030005P021001?P1=1221

蓮沼執太フィル・オーチャードホール配信『○→○』(全方位型フィル)
視聴期間:2021年4月30日(金)19:00〜5月9日(日)23:59まで
■チケット
デジタル音源付き:3,500円(税込)*音源はアーカイヴ終了後にお渡し
(販売:2021年3月15日(月)10:00〜2021年5月9日(日)20:00まで)
前売:2,500円(税込)
(販売:2021年3月15日(月)10:00〜2021年4月22日(木)23:59まで)
当日:3,000円(税込)
(販売:2021年4月23日(金)10:00〜2021年5月9日(日)20:00まで)
購入窓口:https://t.pia.jp/

★公演および配信の詳細はこちら

 

RELEASE INFORMATION

蓮沼執太フルフィル 『フルフォニー|FULLPHONY』 Caroline /ユニバーサル(2020)

リリース日:2020年10月28日
CD品番:POCS-23007
CD価格:2,800円(税込)

TRACKLIST
1. windandwindows
FULLPHONY
2. I. Difference
3. II. Greeting
4. III. Gush
5. IV. Faces
6. windandwindows remix
FULLPHONY remixes
7. I. Creep
8. II. Poly
9. III. Crystallize
10. IV. Pass

★配信リンクはこちら

関連アーティスト
TOWER DOORS