連載

AFRO PARKERが選ぶ〈コロナ時代の1曲〉

【アーティストと音楽関係者が選ぶ〈コロナ時代の1曲〉】

私たちの日常の風景をすっかり変えてしまった、コロナ禍。それはまた、私たちの音楽の聴き方にも少なからず影響を及ぼしたと思います。以前好きだった音楽を受け付けなくなったり、あるいはそれまでスルーしていたような音楽に突如として心を奪われたり……。

そこでMikikiでは、ミュージシャンやレーベル関係者、レコード・ショップ関係者、ライブハウス関係者など音楽に関わって仕事をする人々に〈コロナ禍以降、愛聴している1曲〉を訊ねる新連載をスタート。その回答は一人ひとりのいまの心情を映し出すと同時に、災いに見舞われた人々に対して音楽がどのような意味を持つのか、そのヒントにもなるのではないでしょうか。 *Mikiki編集部

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(左から)KNOB(ベース)、TK-808(ドラムス)、弥之助(MC)、BUBUZELA(サックス)、加地三十等兵(ギター)、Boy Genius(キーボード)、wakathug(MC)

AFRO PARKER

2MCと5人のバンドからなる7人組。その実態は日常を飛び出したサラリーマンの裏の顔。生音とトラックの融合を基軸とした自由なサウンド・アプローチで、ラップミュージックの新解釈とこれからの時代の創作スタイルを提示する。毎週土曜日21時半からはYouTubeでの飲み会生配信、通称〈ロパ飲み〉を放送中。お題に沿ったプレイリストの作成、新曲の進捗報告会、即興作曲から、お悩み相談、なんでもないタダの飲み会に至るまで、様々な内容を届けている。2021年4月にはニュー・アルバム『Wonder Hour』をリリース。

 

コロナ禍以降、特に愛聴している1曲は何ですか?

wakathug(MC)が選ぶ1曲
DJ CHARI & DJ TATSUK “GOKU VIBES feat. Tohji, Elle Teresa, UNEDUCATED KID & Futuristic Swaver”

とても軽やかに、まるで悟空のように大気圏外に飛んで行こうとする意思に、とても元気をもらえます。コロナ禍においても、間違いなくクラブヒットが生まれたヒップホップの力をしっかりと感じた1曲。

 

弥之助(MC)が選ぶ1曲
河島英五 “てんびんばかり”(93年作『自選集』収録)

件のウイルスによって、人間の仕方が変えられていく真っ只中にいますが、そんな中だからこそ、変わらないものの輪郭も少しはっきりしたように思います。自分にとって何が大切だったのかを考える時間は外に出ない分だけ増えました。

 

KNOB(ベース)が選ぶ1曲
YUKI “COSMIC BOX”(2010年作『うれしくって抱きあうよ』収録)

はじけるように自由な楽器とYUKIさんの歌声が何かから解放してくれるようで、昔から大好きな曲だけどより一層聴くようになりました。ちょっと落ち込んだり辛い時に良く聴く曲です。収録されているアルバム『うれしくって抱き合うよ』自体とても最高なのでぜひ聴いてください。

 

加地三十等兵(ギター)が選ぶ1曲
Leon Bridges “Inside Friend (Feat. John Mayer)”(2020年作『Inside Friend』収録)

大好きなJohn Mayerがfeat.されている曲。曲のコンセプトは前から両アーティストで共有されており、パンデミックになった世の中の流れを汲んでリリースに踏み切ったのだとか。曲名の通り、心地よく引きこもるお供に最適!

 

Boy Genius(キーボード)が選ぶ1曲
Mereba “Sandstorm (Feat. JID)”(2019年作『The Jungle Is The Only Way Out』収録)

2020年7月頃にたまたまこの曲に出会いました。ちょうどテレワークに飽き始めていた頃で夏に向けて楽しいイベントの予定もなく〈なんだかなぁ〉と思っていた時期でしたが、この曲を流しながら窓を開けてぼーっとしていると、代わり映えのない自宅の部屋がちょっとイイ感じの空間になる気がして、一時期すごくヘビロテしていました。3分に満たない短くてシンプルな曲ですが、その分飽きが来なくて大好きな曲です。

 

TK-808(ドラムス)が選ぶ1曲
ラブリーサマーちゃん “AH!”(2020年作『THE THIRD SUMMER OF LOVE』収録)

この状況下で、音楽を聴く機会が減った人は多いと思う。僕自身も移動中によく聞いていたので、家にいる時間が増え反対に音楽との向き合い方がよくわからなくなってしまったし、気付けば窮屈な聴き方をしてしまっていたりする。そんなときにこの曲を初めて聞いて、そんな全てがどうでもよくなったのを今でも覚えている。この曲は、忘れかけていたものが全て詰まっているような気がして、自分をリセットしたくなる度に聴いています。

 

BUBUZELA(サックス)が選ぶ1曲
Cameo “Good Times”(77年作『Cardiac Arrest』収録)

閉塞感のあるこういうご時世だからこそ、こういうアホみたいで踊れる曲を聞きたく
なりますよね(誉めてます)。

 


LIVE INFORMATION
AFRO PARKER AFRO PARKER 1st Tour”Wonder Hour” 東京公演(配信のみ)
2021年5月29日(土)東京・渋谷WWWX
視聴可能期間:2021年5月29日(土)18:00~2021年6月5日(土)23:59
​配信チケット購入可能期間:販売中~2021年6月5日(土)16:00
配信チケット購入窓口:https://eplus.jp/sf/detail/3389720003-P0030004P021001
★詳細はこちら

 

RELEASE INFORMATION

リリース日:2021年4月7日
価格:2,750円(税込)
品番:PDCR-018
配信リンク:https://orcd.co/wonderhour

TRACKLIST
1. After Five Rapper II ~SHACHIKU CAPRICCIO~
2. In Tears
3. 10:18pm
4. Wheels Up
5. Flowing Stories
6. 1:57am
7. Plastic Summer feat. lulu
8. Lucid Dream feat. 諭吉佳作/men
9. 2:06am
10. Klein Bottle
11. Night Heron feat. 磯野くん(YONA YONA WEEKENDERS)
12. 5:24am
13. H.A.N.D
14. Wonder Hour

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