カリブ系ベルギー人作曲家による3年ぶり2作目。ジャズの感性を響かせながらハープとモジュラー・シンセが奏でる瞑想的なサウンドとエレクトロニック・ミュージックを見事に溶け合わせ、独自の世界観を展開。アルバム名は〈輪廻〉を意味しており、精巧に練られた10曲で生命のサイクルを表現したテーマ性も興味深い。名門ワープが惚れ込むのも納得だ。