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ザ・スマイルや『Cutouts』と何かを共有していそうな最近のあれこれ

NALA SINEPHRO 『Endlessness』 Warp/BEAT(2024)

ジャズにアンビエントを融合させた、流麗かつ包容力に溢れるサウンドで賛辞を集めてきた俊才が先日リリースした2作目。モジュラー・シンセによる柔らかなエレクトロニクスの音色、荘厳なストリングスなどの要素や質感は『Cutouts』と重なる。

 

MARIKA HACKMAN 『Big Sigh』 Chrysalis(2023)

ロンドンのシンガー・ソングライターが、コロナ禍でのスランプを乗り越え制作した4作目。サム・ペッツ・デイヴィスが共同プロデュースを担っており、“Plase Don’t Be So Kind”など深い森へと入っていくようなチェンバー・フォークに彼らしさが薫る。

 

SQUID 『O Monolith』 Warp/BEAT(2023)

活動当初からザ・スマイルはポスト・パンク的な鋭いアンサンブルを展開してきたが、『Cutouts』ではさらに濃厚なファンクネスを増強。ダンサブルながらもアレンジや展開は緻密という点で、ブライトン発の5人組によるこの2作目が近いのでは。

 

憂いある歌声がトム・ヨークと比較されるアムステルダム発デュオの3作目。ユーフォリックなダンス・ミュージックとインディー・ポップを折衷させており、きめこまかに展開する“Forever”あたりはザ・スマイル以上にレディオヘッドのファン向き?

 

PJ HARVEY 『I Inside The Old Year Dying』 Partisan/BIG NOTHING(2023)

7年ぶりの10作目は、彼女が出版した叙事詩にインスパイアされたもので、伝統楽器の調べや自然音を重ねつつ、幽玄と悠久を描く。かつてトム・ヨークとデュエットしたPJだが、ここにきて両者ともフォークへの志向性を強めているのがおもしろい。

 

ROBERT STILLMAN 『What Does It Mean To Be American?』 Kit(2022)

ザ・スマイルの作品やライヴに参加してきた米出身、英在住の作曲家による8作目。アメリカ人であることへの思索がテーマになっており、ジャズからニューオーリンズまで前衛的でありつつ、随所で親しみやすさや楽しさも感じさせる一枚だ。