ジャズ側で話題になる『1984』の“Jump”のオーバーハイムシンセサイザーですが、ジャズでもパット・メセニー・グループのキーボーディスト、ライル・メイズが使っていたことで知られています。
映像で出てくるライル・メイズの左手奥にある白い機材が、それです。
また、サックス奏者マイケル・ブレッカーがウィンドコントローラーで演奏しているものもあります。
“Jump”で使われているのは同じオーバーハイムでも上記と別の型のOB-Xaですが、YouTubeで〈OB-Xa Jump〉と検索したら、おそらく山ほど“Jump”のイントロを真似した動画が出てきます。やっぱりシンセサイザーを手に入れたら、弾いてみたくなりますもんね。
“Jump”はジャズで演奏している人もいて、ジャズピアニスト、アキコ・グレースさんのトラックが、素晴らしいです。
〈Van Halen Jump Jazz〉でYouTube検索すると、このようなカバーも出てきました。
ヴァン・ヘイレンの曲で何が一番好きかと問われたら、私はやっぱり“Can’t Stop Lovin’ You”です。
シンプルな曲で、当のエディ・ヴァン・ヘイレンはそこまで目立たず、ひたすらサミー・ヘイガーのエモーショナルな歌唱と、曲の良さが強く印象に残ります。
エディのソロは、穏やかになるパートの手前でほんの少しいるだけ。曲全体のエモーションのためにいるギター、とても美しいです。名曲ですね。
ミュージックビデオも、MTVで当時よく流れていました。ご覧になったことなければ、ぜひ見てみて下さい。映像からも、音からも、1990年代の香りいっぱいで、とても良いです。
LIVE INFORMATION
西山瞳トリオ CD発売ライブ
2024年10月18日（金）神奈川・横浜 Jazz Spot DOLPHY
開場／開演：18:00／19:30 ※2 sets
出演：西山瞳（ピアノ）／西嶋徹（ベース）／則武諒（ドラムス）
前売り／当日：4,000円／4,500円
TEL：045-261-4542
https://dolphy-jazzspot.com/
2024年10月20日（日）東京・小岩 COCHI
開演：20:00 ※2 sets
出演：西村知恵（ボーカル）／西山瞳（ピアノ）
チャージ：3,000円
TEL：03-3671-1288
http://www.jazz-cochi.com/
2024年10月25日（金）埼玉・蕨 Re.Delight
開演：19:30 ※2 sets
出演：maiko（バイオリン）／西山瞳（ピアノ）
チャージ：3,800円
https://redelight.jp/
2024年11月26日（土）神奈川・横浜 上町63
開演：15:00 ※2 sets
出演：西山瞳（ピアノ）／田中光栄（ハーモニカ）
チャージ：3,300 ※学割あり
TEL：045-662-7322
http://jmsu.web.fc2.com/63/
石神井公園 森のJAZZ祭
2024年11月3日（日・祝）東京 石神井公園
開演：14:30
出演：NHORHM 西山瞳（ピアノ）／織原良次（フレットレスベース）／橋本学（ドラムス）
https://morijazz.i-mondo.org/morijazz2024/
枚方宿ジャズストリート
2024年11月9日（土）大阪・枚方宿 ジャズストリート
https://hirakata-js.localinfo.jp/
2024年11月10日（日）東京・小岩 COCHI
開演：20:00 ※2 sets
出演：西山瞳（ピアノ）
チャージ：3,000円
TEL：03-3671-1288
http://www.jazz-cochi.com/
西山瞳トリオ tour
2024年11月12日（火）長野・松本 Storyhouse Cafe & Bar
開場／開演：18:30／19:00
出演：西山瞳（ピアノ）／西嶋徹（ベース）／則武諒（ドラムス）
チャージ：4,000円＋1オーダー
TEL：080-4355-6283
https://www.facebook.com/StoryhouseCafeBar/
2024年11月13日（水）愛知・名古屋 Jazz inn LOVELY
出演：西山瞳（ピアノ）／西嶋徹（ベース）／則武諒（ドラムス）
開場／開演：18:00／19:30 ※2 sets、入替なし
チャージ：3,800円
TEL：052-951-6085
https://www.jazzinnlovely.com/
2024年11月14日（木）大阪・北新地 Jazz Club GALLON
出演：西山瞳（ピアノ）／西嶋徹（ベース）／則武諒（ドラムス）
開場：18:30
1st set：19:30-20:20
2nd set：20:50-21:40
料金：1ステージのみ2,500円／通し4,500円
https://gallonjazz.com/shows/20241114
2024年11月17日（日）東京・渋谷 公園通りクラシックス
出演：西山瞳トリオ＋3 西山瞳（ピアノ）／西嶋徹（ベース）／則武諒（ドラムス）／鈴木孝紀（クラリネット）／橋爪亮督（テナーサックス／フルート）／maiko（バイオリン）
開場／開演：13:30／14:00
予約／当日：4,500円／4,800円
TEL：03-6310-8871
http://koendoriclassics.com/
★詳細やその他のライブについては西山瞳のオフィシャルサイトへ
RELEASE INFORMATION
リリース日：2024年10月2日（水）
品番：MT-13
価格：3,190円（税込）
TRACKLIST（全曲 西山瞳作曲）
1. Echo エコー
2. West World ウエスト・ワールド
3. Ants アンツ
4. Arrakis アラキス
5. Raindrops レインドロップス
6. Cobalt Blue コバルト・ブルー
7. River リバー
■メンバー
西山瞳 ピアノ、作曲 Hitomi Nishiyama piano, compose
西嶋徹 ベース Toru Nishijima bass
則武諒 ドラムス Ryo Noritake drums
鈴木孝紀 クラリネット Takanori Suzuki clarinet (except 5)
橋爪亮督 テナーサクソフォン、フルート Ryosuke Hashizume tenor saxophone, flute (except 5)
maiko バイオリン maiko violin (except 5)
2023年7月12-14日 群馬県高崎市TAGO STUDIO TAKASAKIにて録音
録音・ミックス・マスタリング：松下真也（Piccolo Audio Works）
FAZIOLI F278使用 ピアノ技術：越智晃（Fazioli Japan Co., Ltd.）
写真：和田高広（ライトアンドプレイス湿板写真館）
PROFILE: 西山 瞳
1979年11月17日生まれ。6歳よりクラシックピアノを学び、18歳でジャズに転向。大阪音楽大学短期大学部音楽科音楽専攻ピアノコース・ジャズクラス在学中より、演奏活動を開始する。卒業後、エンリコ・ピエラヌンツィに傾倒。2004年、自主制作アルバム『I’m Missing You』を発表。ヨーロッパジャズファンを中心に話題を呼び、5か月後には全国発売となる。2005年、〈横濱JAZZ PROMENADE ジャズ･コンペティション〉において、自身のトリオでグランプリを受賞。2006年、スウェーデンにて現地ミュージシャンとのトリオでレコーディング、『Cubium』をSpice of Life（アミューズ）よりリリースし、デビューする。2007年には、日本人リーダーとして初めて〈ストックホルム・ジャズ・フェスティバル〉に招聘され、そのパフォーマンスが翌日現地メディアに取り上げられるなど大好評を得る。以降2枚のスウェーデン録音作品をリリース。2008年に自己のバンドで録音したアルバム『Parallax』では、スイングジャーナル誌日本ジャズ賞にノミネートされる。2010年、〈インターナショナル・ソングライティング・コンペティション〉（アメリカ）で、全世界約15,000のエントリーのなかから自作曲“Unfolding Universe”がジャズ部門で3位を受賞。コンポーザーとして世界的な評価を得た。2011年発表『Music In You』では、タワーレコードのジャズ総合チャートで1位、HMVの総合2位にランクイン。CDジャーナル誌2011年のベストディスクに選出されるなど、芸術作品として重厚な力作であると高い評価を得る。2014年には自身のレギュラートリオ、西山瞳トリオ・パララックス名義での2作目『Shift』を発表。好評を受け、アナログでもリリースする。2015年には、ヘヴィメタルの名曲をカバーしたアルバム『New Heritage Of Real Heavy Metal』をリリース。マーティ・フリードマン（ギター）、キコ・ルーレイロ（ギター）、ヤング・ギター誌などから絶賛コメントを得て、発売前よりメタル・ジャズの両面から話題になり、すべての主要CDショップでランキング1位を獲得。ジャンルを超えたベストセラーとなっている。同作は『II』（2016年）、『III』（2019年）と3部作としてシリーズ化。2019年4月には『extra edition』（2019年）もリリース。自身のプロジェクトの他に、東かおる（ボーカル）とのボーカルプロジェクト、安ヵ川大樹（ベース）とのユニット、ビッグバンドへの作品提供など、幅広く活動。〈横濱JAZZ PROMENADE〉をはじめ、全国のジャズフェスティバルやイベント、ライブハウスなどで演奏。オリジナル曲は、高い作曲能力による緻密な構成とポップさが共存した、ジャンルを超えた独自の音楽を形成し、幅広い音楽ファンから支持されている。
