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1985年ガールズを代弁したNOKKOの言葉

しかしレベッカは、そんな意見などものともせず、トップに君臨し続けた。40年後の今、あらためてレベッカを聴き直して思うのは、NOKKOが持っていた最大の〈ロック〉な武器は、ルックスでもビジュアルでもボーカルでもステージアクションでもなく〈言葉〉ではなかったかということだ。

1985年のOL(ほぼ死語)や女子大生、女子高生……〈1985年ガールズ〉の内なる想いをしっかりとすくい取り、赤裸々に描き出すことで、彼女たちを喚起する作詞家・NOKKOが紡ぎ出す言葉――。

まず思い出されるのは、シングルヒットもした“フレンズ”の〈指をつないだら oh フレンズ/時がとまる 気がした〉という劇的なフレーズだろう。

しかしそれ以外にもタイトルからして〈1985年ガールズ〉に勇気を与える“ガールズ ブラボー!”や、逆に“ボトムライン”では〈デスクの下じゃむくんでる足が/ヒールとケンカしてるわ いつだって〉とOLの閉塞感をむき出しにして、アルバムラストの“Maybe Tomorrow”では〈灰色の日に 行きづまっても/あきらめは出来ないの Maybe Tomorrow〉と彼女たちの心の内を代弁しながら締められる。

言葉があったから。〈1985年ガールズ〉を喚起する言葉があったからこそ、レベッカはトップに君臨し続け、入り組んだけもの道をガガガッとまっすぐ平らに舗装し、その道筋を、のちにLINDBERGやJUDY AND MARYが堂々と行進することになる。

 

レベッカが時を止めた年

〈1985年ガールズ〉は今どうしているのだろうと、ふと思うことがある。レベッカを未だに聴いているだろうか。レベッカを聴いていた、あの日々を未だに思い出すだろうか。

でもあの頃のままなんじゃないかとも思い直す。だってあの頃、フレンズと指をつないだまま、時が止まっているのだから。