オープニングは、お馴染み“Rising Force”。1曲目からキックをかますイングヴェイ。
めっちゃ良い……。1曲目からかなり仕上がってますね。全力パフォーマンス。こんなに良い感じのライブだったんですね!
キーボードのニック・マリノが歌い出しました。馬力がある良い声ですね。
イングヴェイは、もうとにかくステージパフォーマンスが面白い。表情も様々、ギターを弾くポーズも本当に沢山あって、細かいステップで後ずさりしたり、屈伸ポーズで決めたり、こんなに見ていて楽しいギタリスト、いますかね?(イングヴェイ全肯定派)
しかし、それまで顔とパフォーマンスでハジけていたイングヴェイが、ギターソロになったらビシっと止まって決まった角度に構え、美しいフォームでバッチリ決めるんですよ。ネックの角度、フィンガリング、しっかり腿でホールドして、安定感と美しさがあります。私はこのギャップが好きなんですよね。いつも滅茶苦茶やってるわけじゃない、これがイングヴェイ・クオリティ!!(イングヴェイ全肯定派)
“Soldier”で歌うイングヴェイ。以前からファンに「自分で歌わずにシンガーを雇え」と言われているのですが、何度も書いている通り、私はイングヴェイの歌、結構良いと思うんですけどね。(イングヴェイ全肯定派)
ビシっと張りがあるタイプじゃなくて、少しヤケクソっぽいんですよ。ルーズにちょっと悪い感じで歌うのは、これはこういう個性で良いと思うんですけどね。そりゃ、マイク・ヴェセーラやマーク・ボールズがいればバリッと張りが出ていいですけど、このライブ映像を見ると、上手いシンガーを雇うより、イングヴェイ100%の方がいいと思う。
この映像の最後にストラトを放り投げ、ギターテックが阿吽の呼吸でキャッチ。
ギターを持っていない時間も、観客を煽るイングヴェイ。普通のギタリストはギターを持っていなかったら只の人ですが、イングヴェイはギターを持っていなくてもイングヴェイです!!
キメばかりの“Into Valhalla”でも、少しのブレイクの間にいちいちポーズを決めたり、後ずさりしたり、ギターを回したり、顔をキメたり、いつどこを切り取られても良いようにパフォーマンスしているのが凄いです。
“Baroque & Roll”まで、まだライブ開始から15分ですが、もう余裕で腱鞘炎になるレベルで30人分ぐらいの音数を弾いているイングヴェイ。この曲は『Attack!!』(2002年)収録のすごく沢山音数を弾く曲なので、この人の手はどうなっているんだろうと思いました。強いなあ。
ライブ会場にいたら、そういうことは思いません。ただ一緒に楽しむだけですからね。冷静に家で映像を頭からじっくり見ていると、〈常人ではない……〉と驚嘆します。
“Relentless Fury”。ほらー、やっぱりこういうイングヴェイの歌は良いですよ〜。
そして、鬼神のような顔で客席に向かって弾きまくるイングヴェイ。
YouTubeではMCがカットされていますが、DVDではそのままあります。王者からMCで「You are 一番!」を頂きました! 会場の皆さん、ありがとう! 私も一番になりたかった!(泣)
畳み掛ける“Wolves At The Door”。ほら、歌いいよ!(イングヴェイの歌を褒める委員会・委員長)
待ってました“Hiroshima Mon Amour”! 会場の歓声の色が変わります。
ニック・マリノが歌う。パワー満点、パンチ力抜群!
続く“(Si Vis pacem) Parabellum”。ライブ開始から30分経っても、まだ新しいポーズを繰り出すイングヴェイ。絵になりますねえ。ポーズの豊富なこと!
よく「イングヴェイ、いつも一緒じゃないの」と言われますが、一緒じゃないです!(イングヴェイ全肯定派)
曲終わりでやっと一度ステージから引っ込むイングヴェイ。これまで弾き続けていましたからね、水も飲んでなかったと思う。