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『The Smashing Machine』に通じる音の風景

ONEOHTRIX POINT NEVER 『Good Time Original Motion Picture Soundtrack』 Warp/BEAT(2017)

サフディ兄弟からのオファーでOPNが担当し、カンヌ国際映画祭にて〈カンヌ・サウンドトラック賞〉に輝いた「グッド・タイム」の傑作サントラ。サスペンスな劇伴の典型にヒネリを加えたような内容で、エンディングの“The Pure And The Damned”にはイギー・ポップが参加。

 

DANIEL LOPATIN 『Uncut Gems Original Motion Picture Soundtrack』 Warp/BEAT(2019)

サフディ兄弟によるアダム・サンドラー主演のクライム・スリラー作品「アンカット・ダイヤモンド」のサントラ。OPNが今度は本名のダニエル・ロパティンで再タッグを組み、重厚なシンセ・サウンドを不穏に展開する。巨匠ヴァンゲリスの仕事を連想させる大胆な手つきも印象的だ。

 

BRIAN ENO 『Top Boy (Score From The Original Series)』 Netflix Music/BEAT(2023)

ロンドンの路上で生きるドラッグディーラーらの物語を描いたNetflixのドラマ「トップボーイ」のサントラ。シリーズを通じてスコアを手掛けてきたイーノが収録曲をセレクトし、内面を描いたアンビエントなトラックがここでも感情の動きや心理描写の補助線として機能する。

 

SAM GENDEL, SAM WILKES 『The Doober』 Leaving(2024)

アンビエント・ジャズを代表する人気コンビの第3弾作品。いずれもマルチな活躍と多様な作風を聴かせる両者ながら、ここではシネマティックなオリジナル曲も交えつつ映画音楽の古典やスタンダードのカヴァーを題材に、創意を凝らした空間構築で穏やかな世界を奏でる。