Mikikiに掲載しているレヴュー記事の、2015年3月2日~3月8日の週間アクセス・ランキングを発表します!
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1R&B / HIP HOP
ジョーイ・バッドアス 『B4.Da.Ss』 90年代NYヒップホップ継承しつつ焼き直しでない絶妙なセンス見せる2015年ベスト候補
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2WORLD
ホレス・アンディ― 『Get Wise』 中古盤が高額取引されていた75年のアルバムがボートラ加え嬉しいCD化
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3POP / ROCK
ジョン・カーペンター 『Lost Themes』 御年67のホラー映画巨匠が重厚なインダストリアル・サウンド鳴らした初アルバム
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4DANCE / ELECTRONICA
リンクウッド 『Expressions』 6年ぶり新作は無骨なまでに削ぎ落とされたロウな質感の楽曲並ぶ新世代ディープ・ハウス集の趣
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5R&B / HIP HOP
ルーペ・フィアスコ 『Tetsuo & Youth』 DJダーヒーら流石の人選でトレンド押さえる、「AKIRA」にインスパイアされた最高傑作
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6DANCE / ELECTRONICA
ソウルテック 『Dreaming Under A Starlit Sky』 ダブ・テクノ界で名を轟かすS・ヒッチェルの名作が日本限定フィジカル化
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7DANCE / ELECTRONICA
ローン 『Creatures』 フリージャズ・トランペッターの近藤等則ら切れ味鋭いゲスト招き別次元へ誘う電子音響世界
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8POP / ROCK
オール・ウィー・アー 『All We Are』 甘美なディスコ・ポップをフォーキーな感触とミニマル・グルーヴで生成した初作
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9JAPAN
CRДM×DEXTER FIZZ 『TRANSMITTING 1990 WAVES』 カナダの邦人トラックメイカー×USラッパーのコラボ作
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10DANCE / ELECTRONICA
DJクレント 『Last Bus To Lake Park』 精巧なリズム仕事で本場の超絶センス見せたシカゴ・ジューク界最後の大物の初作
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11OTHER
「ジロキチ・オン・マイ・マインド」 高円寺の名物ライヴハウスの40年を振り返る、ライヴ好き必読の一冊
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12POP / ROCK
トゥー・ギャランツ 『We Are Undone』 オルタナ風味のギターとメランコリックな旋律で独自のガレージ・サウンド突き詰めた5作目
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13JAPAN
思い出野郎Aチーム 『WEEKEND SOUL BAND』 プロデューサーにmabanua迎えた、悲哀感じる旋律に泥臭いファンクネス滲んだ初作
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14POP / ROCK
ボブ・ディラン 『Shadows In The Night』 ついにシナトラを歌う! ギター・コンボ編成でざっくり調理されたスタンダード集
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15DANCE / ELECTRONICA
ジェネシス・ハル 『Who Feels It, Knows It: Dub/Instrumentals』 D/P/Iの新名義が鳴らすジューク遺伝子発展させたデジタル・リディム
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16WORLD
パラダイス・バンコク・モーラム・インターナショナル・バンド 『21世紀のモーラム』 タイ伝統音楽をモダン化した初作
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17JAPAN
BELLRING少女ハート 『UNDO THE UNION』 シャッグス級の歌唱力そのままにジャズ~音響ものまで呑み込む2作目
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18WORLD
KORA JAZZ BAND 『Back To Africa』 コラとピアノが軸のアフリカ音楽×西洋音楽を融合、洗練と深化の5作目
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19OTHER
山下洋輔 「ドファララ門」 タモリや高岡早紀ら登場の面白エピソード満載、時空を行き来する摩訶不思議な自叙伝
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20POP / ROCK
パパ・ローチ 『F.E.A.R.』 ケヴィン・チャーコ迎えた冷徹エレクトロと筋肉質な演奏がせめぎ合う会心作
1位は、いまのNYを代表する気鋭のヒップホップ・クルー、プロ・エラのメンバーであるジョーイ・バッドアスの待望のデビュー作『B4.Da.Ss』。海外だけでなく、日本でも大きな注目が集まっていることを証明しました。そして2位は、1年近く前に公開したホレス・アンディの再発盤のレヴュー。3位にはホラー映画の巨匠ジョン・カーペンターの本格デビュー作(デヴィッド・リンチと同じセイクレッド・ボーンズから!)が入り、以降はリンクウッド、ソウルテック、ローン、D/P/Iの新名義であるジェネシス・ハルら、ダンス/エレクトロニカ勢が上位に集中しています。
さらに、あの「AKIRA」にインスパイアされたというルーペ・フィアスコの新作『Tetsuo & Youth』(ジャケットもかなりAKIRAっぽい!)や、ボブ・ディランの新作もトップ20入り。パラダイス・バンコク・モーラム・インターナショナル・バンドやコラ・ジャズ・バンドなど〈越境系〉アーティストの作品も人気です。国内アクトでは思い出野郎AチームやBELLRING少女ハートのアルバムが前週から引き続き注目を集め、現在はカナダを拠点に活動している日本人トラックメイカーのCRДMとメリーランドのラッパーとのコラボ盤が上位にランクイン。高円寺の名物ライヴハウス〈JIROKICHI〉の歴史を振り返る書籍、山下洋輔の自叙伝と、書籍のレヴューも読まれています。