DISC GUIDE

バトルスやシャーウッド&ピンチにOGRE YOU ASSHOLEなど、にせんねんもんだい新作『#N/A』と並べて聴きたい作品たち

にせんねんもんだい 『#N/A』 Pt.2

BATTLES La Di Da Di Warp/BEAT(2015)

『#N/A』と同時に送り出される、エイドリアン・シャーウッドのプロデュースによる新作。当初はミニマリズムを意識して制作されていたようだが、最終的には3人の硬派な演奏と音の隙間を活かしつつ、ダイナミック&メロディアスな持ち味は保持した仕上がりに。 *土田

 

 

坂本真綾 コーネリアス あなたを保つもの/まだうごく flying DOG(2015)

カラフルかつ抽象的な本作のジャケは、『#N/A』と同じく坂本慎太郎によるもの。前者は主題歌となったアニメの鍵である〈義体〉の如くパーツ化した声と言葉、後者はミニマリズム――共に〈音〉をヴィジュアルに転じたよう。 *土田

 

 

SHERWOOD & PINCH Late Night Endless On-U/Tectonic/BEAT(2015)

UKダブの重鎮と、ダブステップ界のパイオニアにしてテクトニックコールドの首謀者。低音職人同士のタッグにラシャド・ベッカーのマスタリングとくれば、『#N/A』に劣らぬ奥行きと深さを持った音響ベース音楽が約束されるわけで。 *土田

 

 

THE SHAGGS Shaggs' Own Thing Rounder(1982)

ノーテクが功を奏して何とも危険で予測不能なグルーヴを生成し、当人の意図とは別次元で評価を得た最狂の姉妹バンド。ザッパや坂本慎太郎ら幾多のアウトサイダーに愛されるスカムさは、初期にせんねんもんだいを想起させるものが。 *ヌーディーマン

 

 

MOEBIUS/PLANK/NEUMEIER Zero Set Sky(1983)

30年以上も子孫を残し続ける、テクノの原風景を描いたクラウトロックの古典。先日惜しくも他界した御大メビウスによるフリーキーな電子音と反復する人力ビートとのコントラストは『#N/A』におけるOu-Uの危険な薫香にも繋がる。 *ヌーディーマン

 

 

OBJEKT Flatland Pan/melting bot(2014)

音キチ集団、パンにおける屈指のミニマリストが造形した最新型テクノ半導体。さながらジャーマンからインダストリアルまで流れるスリリングな音響の洪水のなかを疾走するスペースマウンテンに乗っているような、背徳的な快楽が最高。 *ヌーディーマン

 

 

ENA Binaural Samurai Horo/melting bot(2014)

日本のベース音楽の最先端、Back To Chillの一角を支えるDJの最新作は、『#N/A』が立ち上げる暗黒ムードに惹かれる人にぜひ薦めたい一枚。重いアンビエンスのなかで閃く工業ノイズと、不穏に刻まれる硬質なビートに背筋が凍る音響ミニマル集だ。 *土田

 

 

goat Rhythm & Sound HEADZ(2015)

空間現代と並んでにせんねんもんだいを追随する、ミニマルでエクスペリメンタルな人力バンドの2作目。示唆的なタイトルよろしく、音数を削ぎ落とすことでテクスチャーへのフェティシズムがさらに開花。パンとの共振も含めていま聴かないと! *ヌーディーマン

 

 

ポスト・パンクとテクノの間に生まれた怪童の、まさにロウ・ハウス~インダストリアル再考(興)期間の仕事をまとめた編集盤。ノイズや生楽器の歪みに揺れるミニマルで無愛想なうねりは、聴き手の『#N/A』な発狂スイッチを淡々と押していく。 *ヌーディーマン

 

 

OGRE YOU ASSHOLE ペーパークラフト P-VINE(2014)

石原洋中村宗一郎と共に、サイケからクラウトロック~ノーウェイヴへと傾倒してきた4人組。メロウなAOR感を持つ音像はにせんねんもんだいと趣が異なるものの、あまりにも整然とした反復がもたらす不安定感は『#N/A』と共通。 *土田

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