現在のLAジャズ・シーンを代表するキーボーディスト、ブランドン・コールマンがBillboard Liveで来日公演を行う。大阪公演は1月31日(木)に、東京公演は2月2日(土)にて開催される。

2018年、ソロとしては2作目にしてブレインフィーダーへの移籍後初となるアルバム『Resistance』を発表したブランドン・コールマン。ヴォコーダーをヘヴィーに使用した、きらびやかなディスコ/ブギー・サウンドは、R&Bやファンクの愛好家からジャズ・リスナーまでをも巻き込んで大きな話題を呼んだ。多数の作品をリリースした2018年のブレインフィーダーだが、その2018年の勢いを印象付けた一人として注目を浴びていたことも記憶に新しい。まさに、来日をするには絶好のタイミングだろう。

2018年作『Resistance』収録曲“All Around The World”
 

もともと音楽一家に生まれ、〈西海岸版ジュリアード音楽院〉とも呼ばれるコルパーン音楽学校でジャズを学んだ彼は、ジャズからヒップホップまでがシームレスに繋がったLAの音楽シーンでキャリアを築いてきた。これまでにブレインフィーダーを主宰するフライング・ロータスはもちろんのこと、ケンドリック・ラマー、スヌープ・ドッグ、スティーヴィー・ワンダー、アース・ウインド&ファイアー、ベイビーフェイス、アリシア・キーズ、マーカス・ミラーといった著名ミュージシャンたちと共演。名プレイヤーとして名を馳せている。

コールマンはフライング・ロータスの『You're Dead!』(2015年)カマシ・ワシントンの『Heaven And Earth』(2018年)『The Epic』(2015年)、サンダーキャットの『The Golden Age Of Apocalypse』(2011年)、ライアン・ポーターの『The Optimist』(2018年)マイルス・モーズリーロナルド・ブルーナー・Jr.の諸作……と現在のLAシーンを象徴する作品の数々に参加している。カマシら幼馴染のプレイヤーたちと結成したコレクティヴ、ウェスト・コースト・ゲット・ダウンの一員としても有名だが、同地の新たなサウンドを生み出し続けている音楽家だ。

2018年のセッション映像
 

そんな超重要ミュージシャンのコールマンがその本領を発揮するのは、やはりライヴの現場だろう。全身と表情(上掲の動画をぜひご覧いただきたいところ)を使いながらグルーヴィーで華やかな音を転がしていく超絶技巧の鍵盤捌きは、ぜひ生で堪能していただきたい。

ハービー・ハンコックからPファンクやザップ、あるいはクインシー・ジョーンズのレガシー、そして西海岸ヒップホップまで、古今のサウンドを飲み込んで新たな音楽として吐き出すブランドン・コールマン。その音楽はまさに〈ファンク・オデッセイ〉。そんなコールマンの宇宙を、ぜひBillboard Liveの極上音響空間で体験してほしい。ライヴに向けての予習はぜひ、カマシ・ワシントンとの対談長谷川町蔵によるコラムで!

 


LIVE INFORMATION
ブランドン・コールマン
2019年1月31日(木)Billboard Live OSAKA
1stステージ:開場 17:30/開演 18:30
2ndステージ:開場 20:30/開演 21:30
サービスエリア 7,500円/カジュアルエリア 6,500円
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2019年2月2日(土)Billboard Live TOKYO
1stステージ:開場 15:30/開演 16:30
2ndステージ:開場 18:30/開演 19:30
サービスエリア 7,500円/カジュアルエリア 6,500円
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■メンバー
ブランドン・コールマン(キーボード)
カーネル・ハレル(キーボード)
ジャエ・ディール(モーグ・シンセサイザー)
ロバート・ミラー(ドラムス)
イヴェット・ホルツヴァルト(ヴァイオリン)