コラム

【Discographic:ボーイズ・バンド今昔】NKOTBやテイク・ザットからBSBに至る男たちのポップな系譜を辿る

Page 2 / 2 1ページ目から読む

98 DEGREES Let It Snow Hip-O(2017)

本人たち主導で結成され、方向性の近いBSBとは前座を務めた縁もあるオハイオ発の4人組。97年にモータウンからデビューし、1000万枚以上のセールスを記録。ニック・ラシェイのバカップル景気を経て2012年に10年ぶりの再結成している。ボーイズIIメン~テイク6志向な本来の持ち味はこの最新作でも明らかだ。

 

MTVの番組「Making The Band」から誕生したグループで、名前はBSBも生んだフロリダ州オーランドに由来……ってことで、当初はルー・パールマンが後見していた5人組。クライヴ・デイヴィスが大型新人として鳴り物入りで送り出すもこの2作目を残して解散。2013年にリユニオンして現在は4人組で活動中だ。

 

BIG TIME RUSH B.T.R. Columbia(2010)

新規ボーイズが自然に出てきづらくなった状況に業を煮やし(?)、モンキーズ的な成り立ちで生まれた4人組。ニコロデオンの同名TVシリーズから登場人物がそのまま実体化した格好で、本デビュー作ではアーバンからエレクトロまでを配合した爽快なパーティー・ポップを聴かせる。番組終了を受けて2014年に解散。

 

CNCO CNCO Sony Latin(2018)

遡ればメヌードやノー・マーシーのような人たちもいたが、オーディション番組「La Banda」から生まれたこの多国籍ラテン・ボーイズはその枠組を外して並列でも楽しめる。ラテン・アーバンのポップな作法が行き渡ったこの2作目にはリトル・ミックスを迎えた“Reggaeton Lento Remix”も収録。

 

TAKE THAT Take That & Party RCA(1992)

UK音楽史上最大のポップ・グループのひとつ。もともとマネージャーがゲイリー・バーロウの才能を世に出すために組ませた5人組で、この初作でもディスコやハウスなどダンス・トラックの軽さを活用しつつ多くの曲がゲイリーの書き下ろしだ。ロビー・ウイリアムズ脱退後の96年に解散した際は大騒ぎになった。2006年に再結成した後もいろいろあって現在はトリオだが、90年代よりも成功しているのが凄い。

2018年にリリースされたテイク・ザットの新録ベスト盤『Odyssey』(Polydor)

 

WESTLIFE Westlife BMG(1999)

ルイ・ウォルシュが送り出したアイルランド最高のグループ。スティーヴ・マックらによる5曲のNo.1を生んだこの初作を皮切りに全英チャートでは別格クラスの強さを誇るも、2012年に解散した。昨年に再結成を発表し、スティーヴ×エド・シーランの作となる8年ぶりの新曲“Hello My Love”を1月に発表したばかり!

 

JLS Outta This World Syco/Epic(2010)

UKの「The X Factor」から誕生した4人組で、2009年に“Beat Again”でNo.1デビュー。この2作目からはスティーヴ・マック製の変則的なアップ“The Club Is Alive”が全英1位を記録している。NJSにまで及ぶ古今のR&BからEDMまで英国産らしい多彩なポップネスを披露するが、人気のまま2013年に解散した。

 

THE WANTED The Wanted: Special Edition Island(2012)

オーディションで選ばれて2009年に結成された5人組。デビュー曲“All Time Low”や“Glad You Came”などユーロダンス~EDMを取り込んだスティーヴ・マックの曲が全英1位を記録し、後者はUKボーイズとして過去最高の全米3位まで浮上した。1Dへの口撃などSNSらしい舌禍も起こしつつ2014年より活動休止中。

 

WHY DON’T WE 8 Letters Atlantic/ワーナー(2018)

YouTubeで歌ってみたり個々に活動していたメンバーがSNSで繋がって2016年に結成されるという今風の成り立ちを持つ5人組の初作。まだ総合チャートを賑わすヒット・チューンはないが本作は全米TOP10を獲得済みだ。日本盤ボートラのシングル“Trust Fund Baby”はまたもスティーヴ・マック×エド・シーラン作!

TOWER DOORS