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GC・キャメロンの実弟ラファエルがキャメロン名義で出したファースト・アルバム。1曲を除いてすべてダンス・ナンバーで、同時期にランディ・ミューラー(ブラス・コンストラクション)が手掛けていたスカイに通じるシャープでスペイシーなファンクが登場する。野太い声を振り絞るように炸裂させるユーロビート調の“Together”など、ジャケット通りのインパクトで攻め倒す。 *林
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LARRY LEVAN Greatest Mixes Volume Two Salsoul/OCTAVE(1980)
ウォルター・ギボンズと入れ替わるように多くのリミックスを担い、インスタント・ファンク“I Got My Mind Made Up(Original 12" Mix)”を筆頭に数多くのガラージ・クラシックを生み出した鬼才の楽しすぎる仕事集。13曲を追加した今回の2枚組リイシューは『The Definitive Salsoul Mixes '78-'83』とほぼ同内容の決定的なラインナップだ。ちなみに〈Volume One〉は存在しない。 *出嶌
サルソウルを離れた後、LAの路上感をグルーヴィーに表現して80年代初頭に躍進したチカーノ・ロック集団。これはそのブレイクに便乗したサルソウル側が、在籍時のアルバム『Stranded』(75年)を新装リリースしたものだ。活きのいいファンクやサンタナ風のラテン・フュージョンにメロウなソウル~AOR作法を絡めて粋に響かせる構成は、同時代のシカゴにも通じるバランスの良さ。*出嶌
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著名な定盤『Tommy Stewart』(76年)でお馴染み、アトランタのトミー・スチュワート。サルソウルにおいてはクリーム・ド・ココやリップル、マーサ・ハイを手掛けた彼の指揮するプロジェクトがこのハムボーンだ。レア・グルーヴ方面で人気なのも頷けるジャズ・ファンク寄りの作風で、ハーモニカをフィーチャーするなどディープなサザン魂を随所に覗かせてくるのもユニーク。 *出嶌
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フル・ネームで発表した、名盤の誉れ高い2作目。こちらもランディ・ミューラー製の骨太なダンス・ナンバーで勢いよく攻めまくるが、溌剌と歌う“All That's Good To Me”など、音はより洗練された印象だ。ソフトな歌い口が新鮮な“Let's Get Married”のようなスロウ・ナンバーも増え、レゲエ調も披露するなど曲の表情も多彩。続くサルソウルでの3作目(82年)も充実の内容だ。 *林
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ディスコ・バブル崩壊後、デジタル・ファンク路線へ舵を切る過程のレーベルを先導したリッチー・ウィークスのプロジェクト。インスタント・ファンクやBBQバンドのメンバー、ジョセリン・ブラウンらも参加した唯一のアルバムは、肉感的なグルーヴで当時のアーバン作法を追求したディスコ・ブギーの人気盤だ。本編では半数以上をシェップ・ペティボーンがミックスしている。*出嶌
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サルソウル内での信頼を大いに高めたリッチー・ウィークスが、すでにプレリュードなどからリリースのあった名義で取り組んだアルバム。70年代の残り香を完全に振り払ったディスコ・ブギー~エレクトロは、いまこそジャストで楽しまれてほしい。ヒップホップ時代に対応したレーベル最末期のエレクトロ・ブレイキンなシングル“Let's B-B Break”(84年)もボーナス収録されてる! *出嶌
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ランディ・ミューラーが全面バックアップした7人組ユニットによる唯一のアルバム。ブラス・コンストラクションやスカイの流儀を直球で受け継いだような怒涛のヘヴィー・ファンク攻撃で、実質ランディのリーダー作と言っていいほどに彼のファンク美学が詰まっている。男気溢れる内容だが、女性リードで歌われるアーバンなブギー・ダンサー“This Time”がこれまた強力。 *林
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レーベルの休眠中にレジェンダリーなヒップホップDJがいきなり発表した公式ミックスCDで、マスタリングはトム・モウルトンが担当している。フィリー~ディスコの美しい泣き笑いグルーヴをタイトな構成でブライトに伝え、このあたりのサウンドがヒップホップ勃興期の背景で果たしていた役割も見えてくるかのよう。フラッシュ自身にとっても代表作のひとつとなった名盤だ。 *出嶌