Page 2 / 5 1ページ目から読む

ED SHEERAN No.6 Collaborations Project Asylum/Atlantic/ワーナー(2019)

世界的なヒットメイカーによるコラボ盤。ジャスティン・ビーバーやチャンス・ザ・ラッパーら豪華ゲストと時流も踏まえつつ、ブルーノ・マーズ&クリス・ステイプルトンとはハード・ロックをかましたり。制約のないムードが◎。 *土田

 

ZEN-LA-ROCK、G.RINA、鎮座DOPENESSの3名によるスーパーグループの初作。90年代R&B/ヒップホップをリアルタイムで吸収してきた者ならではのノリとヒネリとユーモアで心地良い現代的なアーバン音楽を醸造した名盤です。*出嶌

 

FREDDIE GIBBS & MADLIB Bandana Keep Cool/RCA(2019)

ハードなラップ巧者と奇才ビートメイカーによる、5年ぶりに届いた『Pinata』の続き……には止まらず、すべてiPadで作成されたスモーキーな音像と野太い語りの融合はシンプルでベスト。キープ・クールの動きも楽しみだが……。 *轟

 

VIDEOTAPEMUSIC The Secret Life of VIDEOTAPEMUSIC KAKUBARHYTHM(2019)

クレイジーケンバンドの横山剣やceroの髙城晶平など多様なヴォーカリストを招いて賑やかに展開された初の歌モノ作品。インディーの領域で交流が進むアジア近隣国アーティストの参加も2019年らしいトピックに。 *澤田

 

BON IVER i,i Jagjaguwar/BIG NOTHING(2019)

初作を〈冬〉として、〈秋〉にあたる4作目。自身が始動したアート・コレクティヴにおけるコラボ作業を通じて生まれた本作は、従来の編集的な手法はそのままに、〈祈り〉の表現はより深い領域へ。2019年で最高峰のゴスペル作品。 *土田

 

COMMON Let Love Loma Vista/ユニバーサル(2019)

あの曲の続きとなるディラ・ビーツの“HER Love”を収めた……だけには止まらず、カリーム・リギンズらオーガスト・グリーンの延長で陣容を固め、BJ・ザ・シカゴ・キッドやダニエル・シーザーも招いた意欲的なレーベル移籍作。 *轟

 

MABEL High Expectations Polydor/ユニバーサル(2019)

“Don't Call Me Up”でブレイクしたUKの新星による文字通りの待望作。ダンスホールやアフロ、トロピカル・ハウスの意匠が定番のポップ・フォーミュラとなった時流をそのまま投影した作りも往年のR&Bっぽい歌も激しく2019年的。 *出嶌

 

パソコン音楽クラブ Night Flow パソコン音楽クラブ(2019)

より開けた装いでブレイクスルーを果たした2作目。ヴェイパーウェイヴ以降の動向とも共振しながら、90年代の機材に執心することで生み出したサウンドが、現在・過去のどこにもない個性を放つ。 *澤田

 

PEDRO THUMB SUCKER ユニバーサル(2019)

BiSHのアユニ・Dによるバンド・プロジェクトが本腰を入れて完成させたフル・アルバムで、ユニークに尖った感性に沿う音作りが開放的な遠心力を生み出した。田渕ひさ子のギターもNUMBERGIRLが復活した夏の記憶を乗せて歪む。 *轟

 

TAYLOR SWIFT Lover Republic/ユニバーサル(2019)

さまざまな感情をロマンティックに映し出す7枚目のアルバム。パニック!アット・ザ・ディスコのブレンドン・ユーリーを迎えて個性を祝福する“ME!”を筆頭に、時代への言葉も捧げた圧巻のポップネスが今回も強い! *轟