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15. んoon “Summer Child”

14. CRCK/LCKS “Searchlight”

13. ØZI “MISSIONARY”

12. shaky “silhouette”

11. DSPS “Catch Me Baby Come and Dive”

10. ジオラマラジオ “orange”

9. Rin音 “sleepy wonder”

8. 松木美定 “残り火と椅子”

7. 釈迦坊主 “Thanatos“

6. 浦上想起 “芸術と治療”

5. TENDRE “SKIN”

4. MÖSHI “Back And Forth (Prod by Pause Catti)“

3. NORTH “君がいないこの世界では”

2. SARM “Muscari”

1. 中村佳穂 “get back“

 

毎週のようにWeekly Chartにチャート・インしていた中村佳穂の“get back“が、昨年に引き続き1位となりました。中村佳穂の人気はやはり不動なのだと改めて感じた結果です。

2位と4位に輝いたのは、〈FUJI ROCK FESTIVAL ’20 ROOKIE A GO-GO〉の配信で見事なパフォーマンスを見せて話題になったSARMMÖSHIの楽曲。

MÖSHIは、〈TOWER DOORS POWER PUSH!!!!〉の第5弾に選出したコレクティヴ〈Laastc〉に所属するアーティストです。今年スタートさせたInterFM897のラジオ番組〈sensor〉との共同企画、ダブプレート制作プロジェクトの第1弾は、MÖSHIのデビューEP『#13G』でした。このように、さまざまな形でTOWER DOORSが推してきたアーティストなので、彼の楽曲がたくさん聴かれたのは大変うれしいです。

3位には、TikTokで話題になったNORTHの“君がいないこの世界では”が輝いています。シンガー・ソングライターのNORTHは11月25日にファースト・アルバム『ANDRWTR』をリリースし、注目が集まっています。TikTokで人気を得る、という新しいアーティストの成功方法を提示した存在だと思います。

6位と8位は、浦上想起の“芸術と治療”と松木美定の“残り火と椅子”。昨年、2人にはメール・インタビュー〈6つの質問〉を行っており、同じく〈6つの質問〉や〈私を作った55曲〉を掲載したMON/KUも含めて、音楽性はそれぞれバラバラながらも、シーンのようなものを築いていた印象です。今年は彼らの音楽がより多くのリスナーに届き、ほぼ毎週Weekly Chartに楽曲が入っていました。来年は彼らにとって、さらに飛躍の年になること間違いなしです。

9位は、Rin音の”sleepy wonder”。彼は〈第62回輝く! 日本レコード大賞〉にて新人賞に選ばれるなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。新人アーティストとしては異例の人気を獲得した年になりました。

11位と13位には、今年新設したASIA DOORから、台湾のインディー・ロック・バンドDSPSの“Catch Me Baby Come and Dive”と、台湾の新星ØZIの“MISSIONARY”。このランキングからも、アジアの音楽も注目に集まっていることを感じます。今年10月からはASIA DOORのキュレーターにGinnさんが加わり、タイの音楽を紹介してもらっています。より多くの地域からヴァラエティーに富んだ楽曲を紹介していくので、ASIA DOORの更新をぜひお見逃しなく!

それ以外にも、エレクトロニック・フューチャー・バンドのJADHUや、カズキ_ウツミによるソロ・プロジェクトのSPENSR 、京都のヴォーカリスト/トラックメイカーのEulalieなど、今後注目したい新人アーティストたちの楽曲が多数ランクインしています。

 

以上、2020年の人気楽曲ベスト30、いかがでしたでしょうか? 2020年は2019年に紹介したアーティストが飛躍した年だったので、今年紹介したアーティストは2021年に注目度を増し、さまざまなシーンで頭角を現していくことは間違いないでしょう。

YouTube再生リスト〈The Year in Charts Top 30 (2020)〉

2021年もTOWER DOORSは新鋭アーティストを積極的に取り上げて、彼らの素晴らしい楽曲をこれからも紹介していきます。新曲を聴き逃さないよう、YouTubeチャンネルへのご登録をお忘れなく!

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