ボビー・ハッチャーソン、ステフォン・ハリスのDNAを受け継ぐヴィブラフォン奏者。2019年のブルーノートからのデビュー作で一気にその名を知らしめたが、その勢いのまま2作目をリリース。ベースの交代以外は前作と同じクインテットで臨みつつ、数曲でハープのブランディ・ヤンガーも参加。ヴァイブの軽快なタッチが空間を彩るというよりここぞというタイミングで引き締めるようなタイトなプレイに痺れる。今年ブルーノートからデビューしたイマニュエル・ウィルキンス始めそれぞれのプレイに熱がありグイっと引き寄せられる。ブランディとのデュオによるエミリー・キングのカヴァーも素晴らしい。