2021年2月5日に、バンドとしての記念すべき10作目となるオリジナル・アルバム『Medicine At Midnight』をリリースしたフー・ファイターズ。そのフロントマンであり現行のUSロック・シーンの旗振り役ともいえるデイヴ・グロールが、日本で人気のYouTubeチャンネル〈みのミュージック〉にサプライズ出演した。

今回、デイヴがインタビューを受けたYouTubeチャンネル〈みのミュージック〉は、洋邦問わず様々なミュージシャンや、その音楽をわかりやすく紹介するスタイルで人気を博し、現在チャンネル登録者数約30万人、多くの著名人もファンを公言している。その主催者であるみのはシアトル出身で、同じシアトル発のスターであるニルヴァーナ並びにフー・ファイターズの音楽を浴びて育ったという。これまでにも世界中のファンの元に多くのサプライズを届けてきたデイヴは、そんなみののバックグラウンドを知って、今回〈みのミュージック〉への出演を決めたようだ。

動画は、生粋のフー・ファイターズ・ファンであると同時に自身もミュージシャンであるみのが、デイヴに直撃インタビューするという形で進行していく。みのがシアトルで観たという、デイヴのサプライズ出演したポール・マッカートニーのライブに関する話から始まり、ポールとの交流や家族などに関するエピソードが、デイヴのユーモラスな語り口によって披露されていく。また、フー・ファイターズの最新アルバム『Medicine At Midnight』の制作裏話やそのサウンド・プロダクションに関して、みのがデイヴと熱く語り合う場面も。

さらに、日本のファンのSNSで一時話題となっていた〈“Shame Shame”のミュージック・ビデオでデイヴ・グロールが壊しているギターは、とある日本の人気ギタリストのシグネチャー・モデルでは?〉という都市伝説的な噂への言及や、デイヴが約20年前にお忍びでライヴハウスに足を運び、熱狂したというギターウルフに関するエピソード・トークまであり、インタビューはまさにファン垂涎の内容となっている。

日本向けの映像インタビューは2017年以来、実に4年ぶりだというデイヴ。それでも変わらず屈託のない笑顔でインタビューに応じる姿からは、日本のファンへの愛と、本人の〈アニキ〉らしい人となりが滲み出ている。インタビューの最後には、デイヴの口から「毎日リハーサルを続けているから、日本からお呼びがかかった瞬間に速攻で飛び出していくぜ!」という言葉も飛び出し、フー・ファイターズの最新ツアーへの期待も膨らむばかりだ。

 


RELEASE INFORMATION

FOO FIGHTERS 『Medicine At Midnight』 RCA/ソニー(2021)

TRACKLIST
1. Making a Fire
2. Shame Shame
3. Cloudspotter
4. Waiting On A War
5. Medicine at Midnight
6. No Son of Mine
7. Holding Poison
8. Chasing Birds
9. Love Dies Young

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PROFILE: みの
90年、米シアトル生まれ。 2015年に3人ユニット〈カリスマブラザーズ〉を結成、YouTube上で動画配信を開始し、チャンネル登録者数100万人を獲得する。2019年より個人のYouTubeチャンネル〈みのミュージック〉を開設。現在、チャンネル登録者数はおよそ30万人。また、ロック・バンド〈ミノタウロス〉としても活動し、2020年には初のフル・アルバム『肖像』をリリースした。 2021年より、Apple Musicのラジオ番組「Tokyo Highway Radio」のDJを担当している。

PROFILE: FOO FIGHTERS
元ニルヴァーナのドラマーであり、現在の音楽シーンを代表するロック・アイコン、デイヴ・グロール(ヴォーカル/ギター)を中心とする米ロック・バンド。グラミー賞11冠に輝きアルバム総セールスは3,200万枚超、ニルヴァーナ時代も含めると1億枚にも及ぶ。カート・コバーン夭逝後に発表した、バンドのデビュー作『Foo Fighters』のリリースから25周年を迎え、今作『Medicine At Midnight』が記念すべき10枚目のスタジオ・アルバムとなる。