Page 2 / 4 1ページ目から読む

【酒井優考】

エルスウェア紀行

ヒナタミユ(ボーカル/ギター)とトヨシ(ギター/ドラムス/コーラス)の2人組。去年SNSで不思議な名前が目に留まり“マイ・ストレンジ・タウン”を聴いてみたところ、その歌声と曲の良さ、シティーポップっぽい世界観などに惹かれ、当連載で紹介しました。その後、10月にリリースされた“少し泣く”がちょっと不思議でめっちゃカッコよくて個人的に大当たり! 翌11月リリースの“ひかりの国”も美しい曲で、絶対2022年も素晴らしい曲を生み出してくれると思っています。去年ライブも拝見したのですが、歌声も演奏も本当クオリティーが高かったです(ちなみにそのライブでのキーボードは、先日メールインタビューが公開されたsugarbeansさん)。今一番オススメしたい2人です。

 

黒子首

去年取材させていただく機会があって、これはすごいバンドが現れたと驚いていたら、UNISON SQUARE GARDEN主催のライブに呼ばれたりと今グングンと知名度を上げていってる3人組。アコギのシンプルな演奏を土台にしつつも、凝ったアレンジや癖のあるパーツを端々に入れてきて、ギターボーカル・堀胃あげはのスモーキーな歌声も相まって思わず感情がウワッ!て溢れ出ます。

 

ヒグチアイ

今年こそ絶対来るよ、と思っていたら年始早々にリリースされた新曲“悪魔の子”がアニメ「進撃の巨人」のエンディング曲に決まり、すでに多くの人がその才能に気付いてしまった!……ので、もはや遅いかもしれないのですが。強さと弱さ、温かさと冷たさ、優しさと厳しさ、さまざまな相反する要素を自在に表現できるものすごい歌声です。(今年は3組全部女性ボーカルになっちゃった……)