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9. THEON CROSS “Epistrophy”

ザ・スマイルのバックでも演奏していたテオン・クロスは、サンズ・オブ・ケメットやシード・アンサンブルで活動するほか、昨年はソロ作『Intra-I』(Marathon Artists)も出しているトロンボーン/チューバ奏者で、ここでは野太いチューバを響かせる。セロニアス・モンクの大定番となる原曲は48年作『Genius Of Modern Music, Vol. 1』所収。

 

10. MAYA DELILAH “Harvest Moon”

マヤ・デリラは別掲したコナー・アルバート作品への参加やサム・ヘンショウとのコラボ“Breakup Season”のヒットで知られるロンドンのシンガー。ここで取り上げたのはニール・ヤングの名曲ながら、ブルーノート的にはもちろんカサンドラ・ウィルソンの95年作『New Moon Daughter』におけるカヴァーに近いイメージで披露している。

 

11. KAY YOUNG “Feel Like Makin’ Love”

2021年のEP『This Here Feels Good』(PIAS)を経てロック・ネイションと契約したシンガー/ラッパーで、ここからの飛躍が予想されるケイ・ヤング。ロバータ・フラックの原曲はボブ・ジェイムスからディアンジェロまでが取り上げた名曲だが、ここではマリーナ・ショウ『Who Is This Bitch, Anyway?』(74年)収録のヴァージョンに通じる風情で。

 

12. VENNA & MARCO BERNARDIS “Where Are We Going?”

スノー・アレグラ“Dying 4 Your Love”の制作に揃って名を連ねていた、ロンドンのドラマー/サックス奏者であるマリク・ヴェンナとサックス奏者のマルコ・バーナーディスによる洒脱なコンビ・チューン。原曲はドナルド・バード『Black Byrd』(73年)に収録され、マーヴィン・ゲイやレミー・シャンドのカヴァーも知られている。

 

13. REUBEN JAMES “Infant Eyes”

神童と謳われたルーベン・ジェイムスはトム・ミッシュや宇多田ヒカル、サム・スミス、コナー・アルバートら錚々たる面々との共演歴があり、アルバム『Tunnel Vision』も発表しているキーボーディスト/プロデューサー。オリジナルはウェイン・ショーターの64年作『Speak No Evil』所収の著名なナンバーだ。

 

14. BINKER GOLDING “Fort Worth”

ビンカー&モーゼスなどモーゼス・ボイドとの演奏で知られるビンカー・ゴールディングは、ソロ作『Dream Like A Dogwood Wild Boy』(Gearbox)も記憶に新しいロンドンのサックス奏者。ジョー・ロヴァーノの91年作『From The Soul』に収録のオリジナルを、サラ・タンディのピアノも交えて小気味良く聴かせる。

 

15. CHERISE “Sunrise”

シード・アンサンブルやヌビヤン・ツイストに客演し、サントラ『Downton Abbey: A New Era』(Decca)では“Crazy Rhythm”にフィーチャーされていた新進ジャズ・シンガーのチェリーゼ・アダムス・バーネット。ノラ・ジョーンズ『Feels Like Home』(2004年)所収の原曲をドラマティックな歌唱で聴かせてくれる。

 

16. FRANC MOODY “Cristo Redentor”

ネッド・フランクとロン・ムーディのコンビを軸にしたロンドンのファンク・バンドで、ポップなニュー・アルバム『Into The Ether』(Juicebox)もリリースしたばかりのフランク・ムーディ。またしてもドナルド・バード『A New Perspective』収録のオリジナルはカヴァーやサンプルも膨大なリサイクル人気の高い逸曲だ。

 

17. BIGYUKI “The Creators”

コンピ第1弾におけるKan Sanoのボートラ参加に続き、今回は昨年の快作NEON CHAPTER』(ユニバーサル)も記憶されるBIGYUKIがエントリー! ここではボビー・ハッチャーソンの70年作『Now!』収録曲を取り上げ、原曲の猥雑な賑々しさを活かしつつPファンク的なフリーキーさも挿入してグルーヴィーに聴かせてくれる。