ラモーンズ、MC5、ストゥージズのその後!
サイアー離脱後のラモーンズはインディーに拠点を移して活動を続け、95年作『¡Adios Amigos!』を残して96年に解散。すでに結成メンバー4名は逝去したが、2002年に〈ロックの殿堂〉入りを果たし、音楽史に残るバンドとして現在も高く評価されている。近年は映画化の話などもあるものの、メンバーの不仲が遺族にも受け継がれているようで先行きは不明だ。
一方、72年に解散したMC5は、パティ・スミスと結婚したフレッド・スミスや90年代にエピタフでソロ活動したウェイン・クレイマーなど各々で活動を継続。2002年のドキュメンタリー映画「MC5: A True Testimonial」を機に再評価が進み、クレイマーとデニス・トンプソン、マイケル・デイヴィスの3名で再結成した。20年代に入ってアルバム制作も宣言されるなか、2024年にクレイマー、元マネージャーのジョン・シンクレア、トンプソンが立て続けに逝去。進行していた53年ぶりのアルバム『Heavy Lifting』が世に出たのは幸いだった。
そのなかで71年の解散後も散発的に動いてきたストゥージズが有名なのは、イギー・ポップの成功あってこそだろう。2003年の再結成後はアルバム2枚を残すが、アシュトン兄弟らの死を経て2016年に活動を終了。同年にはジム・ジャームッシュ監督のドキュメンタリー映画「ギミー・デンジャー」も話題になった。
左から、2024年にLP化されたラモーンズのデモ音源集『1975 Sire Demos』(Rhino)、MC5の2024年作『Heavy Lifting』(Ear Music)、イギー&ザ・ストゥージズの2013年作『Ready To Die』(Fat Possum)、イギー・ポップの2023年作『Every Loser』(Atlantic)