
GWEN McCRAE
マイアミ・ソウルを咲かせたレアグルーヴの女王! TK時代の3タイトルが新規リイシューされるぞ!
今年2月に訃報が届いたグウェン・マクレー。TKの中心アーティストとして活躍し、マイアミ・ソウルやディスコのシーンを盛り上げた重要人物のひとりである。そうでなくても主要作品の復刻は着々と進んでいた人だが、このタイミングでTK時代の3タイトルがまた新規リイシューされることになった。
43年にフロリダ州のペンサコーラで生まれた彼女は、10代の頃から地元のクラブでステージに立ち、いくつかのバンドで歌っていた。63年に結婚したジョージ・マクレーとデュオでの活動を始め、結果的にはヘンリー・ストーンが運営するマイアミのTKと契約している。70年代にはソロでもレコーディングを始め、74年にTK傘下のキャットから最初のアルバム『Gwen McCrae』を発表。その後に出したディスコ映えするシングル“Rockin’ Chair”がR&Bチャート首位(全米9位)の大ヒットとなり、同曲を初作にプラスする形で出されたのが、このたびリイシューされる75年作『Rockin’ Chair』だ。翌76年には『Something So Right』をリリースし、こちらではポール・サイモンのカヴァーとなる表題曲などを披露している。さらには78年にフレデリック・ナイトをプロデュースに迎えて『Let’s Straighten It Out』をリリース。同作ではラティモアのカヴァーとなる表題曲がよく知られるところだろう。このたびリイシューされるこれら3作品からは、数々の楽曲がサンプリングも含めてヒップホップ/R&B勢からたびたびリサイクルされている。以降の『Melody Of Life』(79年)やジョージとの『Together』(75年作)、最後のアルバムとなった2005年の『Gwen McCrae Sings TK』といったTKでの作品は今回の〈百発百中〉の100枚リイシューにラインナップされているので、この機会に彼女の活躍ぶりをぜひ振り返ってみてはいかがだろう。
8月6日にリイシューされるグウェン・マクレーの作品。
左から、75年作『Rockin’ Chair』、76年作『Something So Right』、78年作『Let’s Straighten It Out』(すべてCat/Solid)