HI
洗練されたメンフィス・ソウルの真髄!
57年にメンフィスのレコード店オーナーによって創設され、当初はロックンロールを主軸にしていたハイ。プロデューサーのウィリー・ミッチェルが仕切った70年代からはアル・グリーンらがヒットを連発し、独特のハイ・サウンドも相まって一時代を築いた。
甘い囁きや滑らかなファルセットで魅了する稀代のソウル・アイコン。今回の100枚リイシューに6枚が選ばれているのも当然ながら、やはり全米1位をマークした表題曲を含むこの代表作は外せないだろう。洗練を極めたウィリー・ミッチェルのサウンドメイクもタイトで快い。
ハイにおける男性のトップスターがアル・グリーンなら女性のトップはこのアン・ピーブルズだろう。今回の100枚リイシューにて7枚が選ばれているなかでは、アブストラクトなリズムを擁した表題曲を含むこちらの一枚が最高峰だ。“Until You Came Into My Life”など名曲も多数。
日本でも別格的に人気が高かったハイ・スターの快活なファースト・アルバム。ゴスペル仕込みのエネルギッシュな歌声はどこを切っても魅力的で、多くのカヴァーを生んだ表題曲は最近もドレイクが“Moth Balls”で引用されてもいた。今回は次作『I Can’t Take It』もリイシュー。
ハイの前も後も独自の活動を展開したブルース&ソウル・レジェンドのハイにおける3枚目。ウィリー・ミッチェルが制作にあたり、最大のヒットとなったファンキーな“Take Me To The River”などでは持ち前のブルース感をモダンなサウンドに折衷して輝かせている。
ゴスペル〜ブルースの下地を引っ提げてバック・ビートで活躍し、その後ハイ。ただ、諸事情によってレーベル黄金期にレコーディング機会を逸していた男。これはハイでの初のアルバムで、ウィリー・ミッチェルのサウンドとディープな歌唱の相乗効果で独自の魅力を発揮している。




