COLUMN

SWVの新アルバム『Still』から考える、現在と未来の90年代/ここ数年のR&Bに見る90sサウンドの作品やリイシューを紹介

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SWVのディスコグラフィー

SWV It's About Time RCA(1992)

TLCがカラフルにデビューしたのと同じ年にピュアなハーモニーを詰め込んで発表された、90年代を代表する大名作。全米No.1に輝いた“Weak”を筆頭に、ブライアン・アレクサンダー・モーガンがいい曲ばかりを提供。

 

SWV New Beginning RCA(1996)

洗練されたイメージと共に前作をアップデートした印象の2作目。オールスターの名を一躍有名にした“You're The One”、ネプチューンズ最初のヒット“Use Your Heart”など気鋭の若手をメインに据えた攻めの勢いが迸る。

 

SWV Release Some Tension RCA(1997)

ショーン“パフィ”コムズビギー曲をすぐ転用した“Someone”をはじめ、多くの曲にラッパーを迎えたヒップホップ色濃厚なサード・アルバム。そんな構成ゆえにブライアン作のメランコリックなスロウ“Rain”が光る。

 

COKO Hot Coko RCA(1999)

当時新進のロドニー・ジャーキンスと、馴染みのブライアンを参謀に据えてのソロ・デビュー作。グループでの成功には及ばなかったものの、晴れやかな“Sunshine”など溌剌とした歌唱を好ましく活かす曲の揃った佳作だ。

 

COKO Grateful Light(2006)

アルバム1枚のお蔵入りを挿んでメジャーを離れ、ゴスペルの世界に踏み込んで発表したソロ2作目。爽快感のあるハイトーンは全開で、フェイス・エヴァンス&リル・モー参加曲などもR&Bとして楽しみたいアーバンな出来だ。

 

COKO The Winner In Me Light(2009)

SWVも参加したホリデイ盤『A Coko Christmas』を挿んでの、現時点での最新オリジナル・ソロ作。瑞々しい歌声のキュートな響きはここでも相変わらず健在で、ケリー・プライスや実娘とのコラボも聴きどころだ。

 

SWV I Missed Us Mass Appeal/eOne(2012)

実に15年ぶりとなった(クリスマス・アルバムを除く)4作目。ファン・サーヴィス的な側面も強いが、驚くほど衰えない3人の歌い口も手伝って、前作からそのまま地続きで楽しめる。制作を手掛けたラムの遊び心もいい。 *狛犬

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