TOWER DOORSブログでお送りしている、メール・インタヴューで注目の新人に迫る企画〈6つの質問〉。

前回は、海外アーティストにも引けを取らないサウンドを鳴らす大阪の5人組・WOMANに回答してもらいました。んoonロンドンのVC Pinesなど、国内外のニューカマーが登場している〈6つの質問〉。ここからあなたにとって〈新たな音楽との出会い〉があるかもしれません(〈6つの質問〉記事一覧はこちら)。

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今回は、日渕英作と黒田正嗣によるエレクトロ・ロック・ユニット、higimidariに登場してもらいます。2011年に結成、都内を中心に活動してきた彼らは、2015年のライヴを最後に音源制作に注力したスタイルにシフト。セカンド・アルバム『Swim In the Pocket』(2016年)は、iTunes Storeのオルタナティヴ部門チャートで10位を記録し、話題を呼びました。

2019年5月にリリースした最新サード・アルバム『Stress』は、〈精神的負担からの解放〉をテーマに制作されたとのこと。ポップでメロディアスな楽曲から、アンビエントやテクノ的要素を含んだ楽曲まで、幅広い音楽性を持った作品です。

そんなhigimidariに〈6つの質問〉を投げかけました。

 

1. 出身地と音楽活動を始めたきっかけ(バンドであれば結成のいきさつ)について教えてください。

「栃木県出身。高校生のときに知り合いました。Red Hot Chili Peppersへのリスペクトからギターロックバンドを結成し、今に至るまで約10年間一緒に音楽をやってきています。higimidariとしての活動を始めたのは2011年で、その後環境の変化に伴い幾度もメンバーチェンジを経て今のスタイルに落ち着いています」

2. 現在の音楽性に影響を与えたと思うアーティストや楽曲は?

「Frank Ocean、Foster the People、Foals、Tame Impala」

3. 今回TOWER DOORSで紹介した曲はどんなふうに生まれた曲で、どんなことを表現していますか?

“See you grandpa”

「最近祖父が亡くなりました。子供の頃から色んなこと教えてくれた祖父に対して感謝すべきことがたくさんあるはずなのに、死を目の前に何も言葉が出てこない焦りと、もう何も返すことが出来ない虚しさを表現しました。また、祖父に向けた内容ではありますが、何か大切なものを失った、残された側の人達にも寄り添うような楽曲になればいいなと思いながら制作しました」

4. 交流のあるアーティストでいま注目しているのは?

「いまはありませんが、今後広げていこうかと思っています」

5. TOWER DOORSは新しい音楽との出会いを提供することをコンセプトとするメディアですが、あなたが最近出会った新しい音楽は?

「Daniel Caesarです。

元々数曲は知っていたのですが、今年の〈FUJI ROCK〉で初めて観て衝撃的でした。途中で抜ける予定でしたが気がつけば最後まで惹きこまれていました」

6. ライヴやリリースといった今後の活動や、やってみたいことなど、これからの展望について教えてください。

「今はどのようなライヴ形式が良いか試行錯誤しています。出来るだけ早くライヴ活動を始めていきたいです。

既に先行で配信リリースしています3rd Album『Stress』のフィジカル版(CD)は8月24日より発売(詳細はバンドTwitter:@higimidari)です。このアルバムをライヴで2人でどう演奏するか、楽しみにしていてくれると嬉しいです」

 

higimidariの今後の活動については、ぜひTwitterなどでチェックを。『Stress』のCDは現在、宇都宮のショップで先行販売中です。詳細はこちらのツイートをご確認ください。

最後にご紹介したいのはこちらのライヴ・セッション映像。1年前の映像ですが、爽やかでダンサブルなエレクトロニック・サウンドとは対照的な、暗闇の中で機材を操って演奏する姿がとてもクールなので、ぜひ観てもらいたいです。音源以上の彼らの魅力が伝わってくるはずです。