Page 2 / 3 1ページ目から読む

1. 出身地と音楽活動を始めたきっかけ(バンドであれば結成のいきさつ)について教えてください。

「台北の北投というところで生まれました。11歳くらいの時にドラムを始めて、13歳の時にギターを始めました。大学までずっと友達とバンドを組んで楽器を練習していました。

自分で曲を書き始めたのは、(來吧! 焙焙!というバンドの)『私⼈經驗』というアルバムを録音していた時に、プロデューサーの老王とギタリストのKUOから影響を強く受けたからで、それから編曲と創作にのめり込むようになりました。

その後セッションバーで知り合ったミュージシャンの友人たちとバンドを組んでライブを始めました」

2. 現在の音楽性に影響を与えたと思うアーティストや楽曲は?

Erykah BaduMarcos Valle鄭進⼀周杰倫落⽇⾶⾞Leo王Tom Misch

3. 今回TOWER DOORSで紹介した曲はどんなふうに生まれた曲で、どんなことを表現していますか?

“神仙眷侶”

「〈落ちていく、落ちていくお前に、腕を広げてお前に落ちていく、河に投げ込まれる石のように〉。この曲のこの〈追求〉するという部分にすごくロマンを感じています。

大地における2人の戯れが万物のダンスとなり、そのまま一体となって天に登っていき、古からの神聖な導きさえも感じることになるというストーリーで、道中見える奇跡のような美しい風景は生命への礼讃を表しています。

そして、この〈追求〉の旅は終わることはなく、新しい景色を見せ続けてくれるのです」

4. 交流のあるアーティストでいま注目しているのは?

「私が別で参加をしている〈水源〉というバンドは今面白いアルバムを製作している最中です」

「あと〈榕幫〉というどこか暖かな感じがする台南のラップグループ。彼らの新しいアルバムは音楽的な進化をすごく感じています」

「〈Leo王〉の新しいアルバムにも期待しています。これは台湾発の世界に通じるレゲエアルバムになるでしょう」

「あと〈我是機⾞少女〉は驚きの才能を感じさせるバンドで、新しいEPを準備中とのことです」

5. TOWER DOORSは新しい音楽との出会いを提供することをコンセプトとするメディアですが、あなたが最近出会った新しい音楽は?

「最近、以前にドラムを教えてくれてた吳政君という方のバンド〈异境樂團〉を観に行ったんですが、準備中の新しいアルバムの中の曲でアフリカの〈Water Percussion〉を取り入れてて感動しました」

「あと〈雷頓狗〉の新作『Sunmmer Time』はとてもロマンチックで良かったです。これらは最近聴いた台湾の面白い作品です」

「海外の作品だと、最近〈That’s My Shhh: From Taiwan〉という名前のSpotifyのプレイリストを整理していたんですが、これはこの名義で行ったチャリティイベントで自分が流した曲のリストで、ここにあるのがまさに最近自分が好きな音楽です。是非チェックしてみてください!」

6. ライブやリリースといった今後の活動や、やってみたいことなど、これからの展望について教えてください。

「“神仙眷侶“は今後製作予定のアルバムの導入になるもので、今後はアルバムに向けて準備を進めて、アルバムが出た後には、自分名義では初めてになるワンマンライブとツアーを行いたいと思っています。学べるものは全て学んでいくつもりでいます!

自分の音を気に入ってくれそうな人たちみんなに届くように願っています。自分も皆さんに積極的に動いていけたらと思いますし、様々なシーンの人たちとハートを響かせ合うような豊かな交流がしたいと思っています」