Page 2 / 2 1ページ目から読む

1. 出身地と音楽活動を始めたきっかけ(バンドであれば結成のいきさつ)について教えてください。

「東京生まれ育ち。父が日本人で母がアメリカ人です。音楽は小さい時から父の趣味の影響で大好きでした。ビートルズをはじめとして、(レッド・)ツェッペリンピンク・フロイドも聴いていましたね。幼稚園の頃、ディープ・パープルの”Smoke On The Water” のライブ映像のモノマネとかやっていました(笑)。

中高時代はミュージカル部に所属したこともあり、クラシック/オペラ・ミュージックに触れるきっかけになりました。中2からアコースティック・ギターを始めて、そこからゆっくりシンガー・ソングライターになりたいという想いが強くなっていきました。歌うことは、小さい頃から好きだったので、アコギを持った時から弾き語りスタイルが一番自然に感じたんですよね。本格的に活動を始めたのは18歳。YouTubeに洋楽カバーをあげ始めたのがきっかけです」

2. 現在の音楽性に影響を与えたと思うアーティストや楽曲は?

「高校一年生のときに友達が貸してくれたEd Sheeranの『+』は人生で一番聴いたアルバムです。その時期に、代官山UNITでちょうど来日公演があったので、すぐにチケットを取って行きました。そのライブを見た時から、〈ライブをしてみたい!〉という想いが強くなって。Gabrielle Aplinのライブもよく行きました。いろいろな音楽が好きですが、やっぱりルーツにあるのはオーガニックなアコースティック・ミュージックですね」

3. 今回TOWER DOORSで紹介した曲はどんなふうに生まれた曲で、どんなことを表現していますか?

“Home”

「実は前作で『Idiot Child』という失恋EPを書いていて、今回はその悲しみを乗り越えて、新しい恋をしたストーリーになっています。今作のジャケ写が、氷に色とりどりのネオンの光が映り込んで、溶けていく姿を表現しているのですが、楽曲内容も恋に落ちた時のときめきとワクワクを表現しています」

4. 交流のあるアーティストでいま注目しているのは?

「〈Sarah Hemi〉という京都在住のシンガー・ソングライター。彼女のオーガニックでナチュラルなセンスが大好きです。Haunt Of Fresh主催のチャリティー・ソングでコラボしたのがきっかけで、仲良くなりました。お互い離れているから、なかなか会えないけど、また近々お茶しようねって話しています」

「〈Yo-Sea〉さんの楽曲はリラックスしたい時に聞いています。日本語と英語を自在に行き交うリリックが心地よいんです。私と同い年みたいで、ぜひコラボしたいアーティストさんです。楽曲”Coconuts”内の、〈Redbull飲んでも翼は生えないや〉というリリックがツボです〜」

5. TOWER DOORSは新しい音楽との出会いを提供することをコンセプトとするメディアですが、あなたが最近出会った新しい音楽は?

「〈Keshi〉。アジア系アメリカ人のLo-fiヒップホップのシンガー・ソングライター。今をときめく88risingのフェスなんかにも参加していたり、注目度高めです。元々看護師として働く傍ら、音楽をやっていたそう」

「あとは、Audrey Nunaも注目しています。ラップのフロウが独特で、彼女の書くリリックも好きです。ラッパーなのに、歌も上手なんてずるい!(笑) 彼女もアジア系アメリカ人。こちらも88risingのオンラインフェスに参加されてます。西洋でのアジア系音楽シーンの流行なら、88risingをチェックすれば丸わかりなのかも……」

6. ライブやリリースといった今後の活動や、やってみたいことなど、これからの展望について教えてください。

「シンガー・ソングライターという枠を外して、いろいろなクリエーションをしていきたいなと思っています。

去年はいらないプライドを捨てられた年だったので、今年はそのメンタリティーで新しいことに挑戦していきたいです。日本という枠組みも取っ払って、グローバルに活動していきたいですね」

 


RELEASE INFORMATION

Celeina Ann “Home”
リリース日:2021年4月16日

配信リンク:https://www.goldplantrecords.com/home-release

TRACKLIST
1. Home