Page 2 / 3
1ページ目から読む
エリック・タッグの『Rendez Vous』と並べて聴きたい作品たち

モッキーのライヴ・メンバーにも名を連ねるシンガー・ソングライターのソロ・デビュー作。70sソウルを彷彿とさせるヴィンテージなサウンドもさることながら、マーヴィン・ゲイをより繊細かつソフィスティケートしたようなヴォーカルは、エリックやAORが好きな方の琴線にも触れると思いますよ。 *鶴見
フュージョン界の名ギタリストがAORに接近した頃の、81年作と82年作をまとめた2in1(エリックはどちらにも参加!)。注目すべきは前者に収められたエリックの作詞曲“Is It You”で、このシングル・ヒットによって彼はリトナーから信頼を得るのでござる。そして2人の蜜月関係は90年代まで続くことに。 *天空

TIM TREFFERS Never Trust A Man In A Fur Coat Light Mellow/Pヴァイン(2016)
オランダの若きネオAOR歌手の初作。裏方で関与しているティム・ヴァーミューレンの父親が、実は『Rendez Vous』をプロデュースした人物。そんな繋がりもあってか、本作ではエリックが70年代に他者へ提供したレア曲“Mirror”を披露しているでござる。 *天空

たぶん本人たちの面識はないかと思いつつ、エリックの好敵手と言えばこの人でござろう。共にスティーヴィー・ワンダーから多大な影響を受けているのに加え、一部のマニア以外には知られていなかった作品が、90年代の日本で急激に再評価。いまではすっかり定盤化しているのも共通項でござる。 *天空

ベン・シドランの息子がマイケル・フランクスの楽曲をリメイクした一枚。この男もマイケルも軽やかでマイルドな歌声の持ち主やから、現行シーンの雰囲気にジャストやし、そこは『Rendez Vous』にも通じる要素やね。次作はぜひエリックのカヴァー集でお願いしますわ! *八丁