TWINKの『Think Pink』と並べて聴きたい作品たち

ARIEL PINK Dedicated To Bobby Jameson Mexican Summer/MAGNIPH/HOSTESS(2017)

グニャリとしたピンク色のロゴも似ているし、森のなかに人が佇んでいるジャケも相通じるから、うっかりアリエル・ピンクかと勘違いしちゃった~。でもアリエルの歌うダウナーなアシッド・ナンバーはめちゃくちゃトゥインクっぽいので、実際に影響を受けていると思うな~。 *逗子

 

SYD BARRETT The Madcap Laughs Harvest/Legacy(1970)

ピンク・フロイド脱退後、ますます精神状態が悪化していったシド・バレットは、72年にトゥインクとスターズなるユニットを結成。残念ながら音源は残っておらず、ライヴも3回やったきりで酷いありさまだったようですぞ。この活動を最後にシドは表舞台から完全に姿を消すことに……。 *戸部

 

THE PRETTY THINGS S.F. Sorrow Columbia/Madfish(1968)

ブルース色の濃いワイルドなビート・バンドから緻密なサイケ集団へと転身し、ザ・フーに先駆けてロック・オペラを実践した名盤にして、トウィンクがメンバーとして関わった唯一の作品。変化を求めた当時のプリティ・シングスにとって、彼の醸すサイケ感は必要不可欠だったのでしょう。 *戸部

 

TWINK Think Pink III Think Pink(2018)

2015年に突如『Think Pink II』を発表したかと思ったら、2018年になってさらに第3弾を投下。相変わらずのモゴモゴした歌声と澱んだようなアシッド・ロックはまさしく続編に相応しい出来でござる。いつの間にか自主レーベルを立ち上げたり、73歳にして現役バリバリなのが嬉しいでござるな。 *天空

 

THOM YORKE Suspiria(Music for the Luca Guadagnino Film) BEAT(2018)

『Think Pink』を聴いて何かに似ているな~と思ったら、ホラー映画のサントラをリメイクしたトム・ヨークの最新作だったよ~。メタル・パーカッションや即興ドラムによるリズム面での実験もそうだし、不安を煽るような旋律や全体を覆うダークな閉塞感が、トゥインクの悪夢的なサイケ絵巻っぽいよね~。 *逗子