こんにちは、TOWER DOORSスタッフです。ローンチから7か月が経ち、紹介楽曲数はすでに130曲。今回、TOWER DOORSをもっと使いやすくし、リスナーのみなさまが聴きたい楽曲を探しやすくしようと考え、新しい再生リストをいくつか作成いたしました!

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これまでは4つのジャンル別チャンネルで楽曲を探すことはできましたが、音楽性や細かいカテゴリーで楽曲を分類してはいませんでした。そこで、〈バンドサウンド〉〈宅録アーティスト〉〈シンガー・ソングライター〉など、サウンドや音楽スタイル別の再生リストを新たにご用意。総合チャンネルの〈Playlists〉というセクションにありますので、ぜひご活用ください。

ジャンレスで新感覚なサウンドの楽曲を集めたプレイリスト〈Close Encounters of the Third Kind 未知との遭遇〉

それでは、先週紹介した4組のアーティストの楽曲を振り返っていきましょう。

 

New Biboujin "Bonsole"

先週のトップバッターは、東京や京都のメンバーが遠隔で楽曲制作を行うDIYな3人組、New Biboujinの“Bonsole”。BurnQueのベーシスト・川井宏航さんも所属しているバンドです

そんな彼らの音楽は、Frank Ocean以降のミニマルなR&Bサウンドと、James Blakeの音楽が持つアンビエント要素をミックスさせたような特徴を持っています。一聴してしまえば、その荘厳で美しい音楽世界の虜になるはず。また、繊細な歌い回しでありながら、ソウルフルに聴かせるボーカリストの歌声に酔いしれる一曲です。

11月30日(土)にはNew Biboujinの自主企画〈80dB Party〉が東京・下北沢GARAGEで行われます。京都のYUNOWAやMikikiではおなじみのSo Sorry,Hoboも出演する注目のイヴェントなので、足を運んでみてはいかがでしょうか? イヴェントの詳細はこちら

 

amaen “旅行中 Honeymoon” 

火曜日に紹介した楽曲は、amaenのニュー・シングル“旅行中 Honeymoon”です。ラップ・グループのパブリック娘。が“そんなことより早く、このパーティーから連れ出して。”(2012年)でフィーチャーしたことでも知られる〈あまえん〉が、このたびバンド名を英語に変更し、〈amaen〉として活動を再開しました。

その新たな門出となるのが、この5年ぶりの新曲“旅行中 Honeymoon”。肌寒くなってきた季節にぴったりな温かく包み込むような歌声と、優しく奏でられるなスティール・ギターやオルガンの音に癒されます。Big ThiefやHand Habitsといった、近年のUSインディーと共振する日本語インディー・ロックだと感じます。来年の春にも新曲のリリースを予定しているそうで、今後の活動も楽しみですね。

 

ZOMOZ  “ハクチューム”

3曲目は、ブクブクした水音と軽快なティンバレスのイントロから始まる新感覚な“ハクチューム”。5人組バンド、ZOMOZの楽曲です。ラテン調で陽気なインディー・ポップ・サウンドがとても魅力的で、聴き進んでいくにつれ、どんどん引き込まれていきます。

音楽だけに留まらない彼らの魅力は、バンドが制作するアニメーションのミュージック・ビデオでも発揮されています。MVではメンバー全員が動物のキャラクターになっており、カラフルでポップでかわいらしい独特の映像。今回紹介した“ハクチューム”のMVも、ぜひ併せてチェックしてみてください。

 

ALFRD  “Bury”

最後は、ダークな世界観で新感覚なJ-Popサウンドを奏でるALFRDの“Bury”。10月にリリースされたファースト・アルバム『ALFRD』に収録されている楽曲です。

この"Bury"が〈新感覚〉なのは、その楽曲構成。前半はダビーでミニマルなR&B~トリップ・ホップ調ですが、後半ではトラップ・ビートが鳴ることで、ムードが変化しています。

そんなユニークな楽曲を作るALFRDが、音楽を始めたきっかけや影響を受けた音楽について答えたメール・インタヴュー〈6つの質問〉もあるので、そちらもぜひご覧ください。

 

ALFRDに限らず、先週紹介した4曲のサウンドは、どれも〈新感覚〉と呼べるものばかりでした。そんな楽曲を提供してくれた4組のアーティストは、今後の音楽シーンで躍進していくこと間違いなし。今後もTOWER DOORSは、フレッシュな音を紹介し続けていきたいと思います。来週のブログもお見逃しなく!