Page 5 / 5 1ページ目から読む

『RENAISSANCE』がさらに楽しくなるかもしれない数枚を紹介!

BIG FREEDIA 『Just Be Free』 Queen Diva/ディスクユニオン(2014)

『Lemonade』の“Formation”ですでに声を挿入していたニューオーリンズのバウンス・クイーン。ビヨンセは“BREAK MY SOUL”“ENERGY”の2曲でここに収録の“Explode”をサンプルし、元ネタである“Drag Rap”もろともバウンスの爆発的なエナジーを取り込んでいる。

 

OMAR S 『Can’t Change』 FXHE(2022)

バウンシーなハウスの“PURE/HONEY”で引用された“Miss Honey”は、NY出身のドラァグ・パフォーマーで97年に逝去したモワ・レネーが92年に残したアンダーグラウンドなレコード。デトロイトのオマーSが“Miss Hunn’nay”で1か月前に使っていて耳タコだったので驚いた!

 

GRACE JONES 『Nightclubbing』 Island(1981)

今回“MOVE”にテムズと並んで客演するグレイスはモデル/俳優としても知られたジャマイカ出身のレジェンド。アイコニックなジャケも時代を超越して魅力的な本作はクールで刺激的なレゲエ風味の“Pull Up To The Bumper”で知られるポスト・ディスコ名盤だ。

 

HORSE MEAT DISCO 『Love And Dancing』 Glitterbox(2020)

“COZY”や“ALIEN SUPERSTAR”を共同で手掛けたルーク・ソロモンやクリス・ペニーは、ディフェクテッド~グリッターボックスのDJやA&Rとして君臨する重鎮。キャシー・スレッジらが歌唱するこのUK産ユニットのアルバムでも共同プロデュースを手掛けている。

 

DONNA SUMMER 『I Remember Yesterday』 Casablanca(1977)

『RENAISSANCE』ラストに置かれている“SUMMER RENAISSANCE”は、曲名的な洒落も含めてこの女王のミュンヘン・ディスコ名曲“I Feel Love”を麗しくサンプル。そういえばビヨンセの初作には同じドナの“Love To Love You Baby”を妖しく用いた“Naughty Girl”があった。

 

MADONNA 『Finally Enough Love: 50 Number Ones』 Rhino/ワーナー(2022)

説明不要な先達が全米ダンス・クラブ・チャートでNo.1に輝いた50曲を集大成したタイムリーな編集盤(リマスターは『RENAISSANCE』にも参加のマイク・ディーンが担当!)。しかも50曲目のNo.1ソングとなる“I Don’t Search I Find”はハニー・ディジョンのリミックス!