というか、シェリル“ペプシ”ライリーとかフル・フォース絡みの重要なブツは揃いも揃って現在CDでは入手困難。同じ盤を繰り返しリイシューするのも結構ですが、そこだけじゃないよ!とか思ってしまいますわな(配信でいいのでFFの超絶傑作『Smoove』は入手してね!)。

 

DAVID HUDSON To You Honey, Honey With Love Alston/ワーナー(1980)

 そんな怒りはともかく、まずはデヴィッド・ハドソンの80年作『To You Honey, Honey With Love』を推薦。“Honey, Honey”を筆頭にソフトな歌声の馴染むスロウが心地良く、絶妙にダサいディスコも笑って許せるかもしれない佳作です。

 

 

CLARENCE REID On The Job Alston/ワーナー(1976)

 同じTK産ではクラレンス・リードのエロ曲満載な76年作『On The Job』が世界初CD化。TKは10年前とは段違いに復刻が進んでいるので、闇紳士ヘンリー・ストーン追悼企画も近々やりたいところです。

 

 

THE GAP BAND Gap Band V -Jammin' Total Experience/BBR(1983)

 一方、前にレーベル単位で紹介したトータル・エクスペリエンス音源も復刻が続いていて、ギャップ・バンドの4~5作目や、初CD化のヤーブロー&ピープルズ『Heartbeats』と強力なラインナップ。とりわけギャップ・バンドの83年作『Gap Band V -Jammin'』は、Sugar's Campagne“ネトカノ”のジャケにも映り込んでるクールな逸品ですので~。

 

 

VARIOUS ARTISTS Music Merchant The Complete Singles Collection Solid(2014)

 最後は日本編集の好盤を。アルバム単位でホットワックスインヴィクタスの復刻が進んできた流れから、傍系レーベルのミュージック・マーチャントに17枚残された72~73年の全シングル曲が『Music Merchant The Complete Singles Collection』(Solid)にコンパイルされました。これは標準装備しておきたい2枚組!