LAND OF 100 JAZZ
ジャズの100枚。を一気に紹介!
マイルス・デイヴィス・グループから帝王が抜けた編成で録音されたクインテット作品。キャノンボールとジョン・コルトレーンによるサックス・バトルが最大の聴きものとなりましょう。
WES MONTGOMERY 『The Incredible Jazz Guitar Of Wes Montgomery』 Riverside/ユニバーサル(1960)
ジャズ・ギターの革命児がインクレディブルな技量を発揮した、その名に違わぬ傑作! ピックを使わず親指で温かい音色を鳴らし、独特のオクターヴ奏法やコード奏法を駆使して快演を導き出しています。
ライオネル・ハンプトン楽団出身のトランペッターによる代表的なリーダー作。後にジャズテットの相棒となるベニー・ゴルソンやビル・エヴァンスらをバックに心地良い音色を響かせた最高傑作でしょう。
WYNTON KELLY TRIO, WES MONTGOMERY 『Smokin’ At The Half Note』 Verve/ユニバーサル(1966)
ウィントン・ケリー率いるピアノ・トリオにギター革命児がゲスト参加したライヴ録音と、同じメンツでのスタジオ音源をパッケージしたアルバム。アーシーでスウィンギーな演奏は場所を選ぶことなく熱い!
作曲家としても著名なフィリーのピアニストによるトリオ作品。オープニングの名曲“Golden Earrings”からブルースとセンティメントを湛えた名曲が連発される逸品です。ジャケも妙にかっこいい。
ジャズ・ギターの〈ヴァーチュオーゾ〉が敬愛するジャンゴ・ラインハルトへ捧げた一枚にして、ジョー自身のキャリアを代表する傑作でもあります。これまたシンプルな編成をバックに、歌心に富む繊細な妙技が味わえますよ。
天才パウエルのキャリア初期に録音されたソロ&トリオのセッションを収めた没後作。レイ・ブラウン、バディ・リッチを従えた“Tea For Two”の鬼気迫る演奏は有名。代表的オリジナル“Parisienne Thorofare”の初演を含むソロ・ピアノも貴重。
偉才の初期プレスティッジ時代を代表する一枚。リラックスした雰囲気のなかに力強さを見せる“Good Bait”、急速テンポに乗った“Russian Lullaby”が音符を敷き詰めるような奏法から名の付いた〈シーツ・オブ・ザ・サウンド〉が全開です。
屈指の名ピアニストが、レイ・ブラウン、エド・シグペンによる黄金の〈ザ・トリオ〉でシカゴのジャズ・クラブ〈ロンドン・ハウス〉に出演した際の実況盤。息の合ったプレイぶりに満面の笑みも出ます!
イマジネーションを喚起するジャケ以上に奥行きとピュアネスを感じさせる音世界……ゲイリー・バートンのヴィブラフォンとチック・コリアのピアノが繊細なクリスタルの静寂を表現した、ECMならではの名盤です。