LAND OF 100 JAZZ
ジャズの100枚。を一気に紹介!
ブラジル音楽の流行に際し、ファンキーな自己流で応えたQ御大の出世作。カラフルなリズムとメロディーのキャッチーさを重視する感覚は後のポップ・クロスオーヴァーにも通じるかも。タイトル曲は誰もが耳にしたことがあるでしょう。
帝王マイルス・デイヴィスが、いわゆるクール・ジャズの礎を築いた歴史的な一枚。ギル・エヴァンスら3人の編曲者に厳密で理知的な音楽を作らせ、9人編成の大型コンボで演奏したこの作品は、ビバップとは異なる地平へとシーンを導くことに。
オリジナル・リアル・マッコイがインパルスに残したリーダー作中でも人気の一作。モンクやエリントンのナンバー、“Days Of Wine And Roses”といったスタンダードなどをブルース・フィーリングに満ちたピアノで紡ぎ出しています。
西海岸を代表するアルト奏者が、マイルス・デイヴィス・グループのリズム・セクションを従えた名セッション盤。幕開けの“You’d Be So Nice To Come Home To”からフレッシュなインスピレーションが全開に!
人気ギタリストがA&M/CTIレーベルに移っての第1作。ビートルズの名曲“A Day In The Life”“Eleanor Rigby”などのポップ・ナンバーを流麗なプレイで聴かせる様は、後に成功を収めるフュージョン路線突入へのきっかけとなった。
天才トランペッターが、ニール・ヘフティのアレンジ/コンダクトによる重厚なストリングスをバックに、名曲を朗々と歌ったバラード・アルバム。“Stardust”“Smoke Gets In Your Eyes”など、どの曲にもマイルドな味があります。
不世出の天才トランペッターがダンディズムを漲らせたブルー・ノートでも屈指の人気盤です。ダンサブルな表題曲を筆頭に魅力的なオリジナル曲を多数収め、ポップ・チャートでも成功を収めた〈ジャズ・ロック〉の金字塔! そしてジャケもいい!
モーリス・ホワイトの師匠でもあるシカゴの名ピアニストによる、全米2位を記録した大ヒット作。アフター・ビートを強調した簡素でダンサブルな演奏はソウルにも通じるもの。本作でのドラムはレッド・ホルトが叩いています。
中期バド・パウエルが全曲オリジナルで天才の輝きを刻んだ、モダン・ジャズ史上屈指の人気曲“Cleopatra’s Dream”を含むピアノ・トリオの名盤。ブルー・ノートが続けていた〈The Amazing ○○○〉シリーズの最終弾でもあります。
マイルス・デイヴィス・バンドのピアニストとして活躍したレッド・ガーランドが己のグループで録音したピアノ・トリオ作。冒頭を飾る“C-Jam Blues”のスウィンギーな演奏が良好。