バンド解散に追い込まれた状態で発表した、ソロ名義でのファースト・アルバム。とはいえ本人が多くの演奏を担い、フレディやシンシアらファミリーの面々が要所で援護する体制は変わらず。ホーンズの賑々しさに乗せられて活気を振り絞る“I Get High On You”を筆頭に簡素なファンクの佳曲が並ぶ。他のアーティストだとしたら水準以上の作品。 *出嶌
ふたたび名義を戻したバンドの復活作。とはいえシンシア以外は新顔で、“Family Again”を掲げつつ基本的にはソロ的な作りだ。腕の立つ面々の小気味良い演奏を従え、60年代っぽい表題曲やドゥワップ調の“Nothing Less Than Happiness”、ファンキーな“What Was I Thinkin’ In My Head”などが楽しめる。ピーター・フランプトンも参加。 *出嶌
2作続けてカムバック自体をトピックとした表題に当時の状況も窺えるワーナー移籍作。モータウンで活動歴のあるマーク・デイヴィスが共同制作を担い、元ファミリーたちの手も借りつつ主役の脱力ヴァイブを洗練されたアレンジや控えめなサウンドに結びつけている。周りの勢いで押し切る冒頭の“Remember Who You Are”や表題曲が良好。 *出嶌
ファンカデリックの前年作の続編を作るべく指揮していたジョージ・クリントンがレーベルとの対立で去り、スライも失踪、残された音源をスチュワート・レヴィンがどうにか形にしたという不幸な一枚。そういう作品ならではの珍味はあり、80sテイストのファンク“Who In The Funk Do You Think You Are”やキンクスのカヴァーが聴きどころ。 *出嶌
出たことに意味がある29年ぶりのアルバム。ブーツィー・コリンズやジェフ・ベックら大物ゲストも交えた過去曲のリメイク中心の内容は真面目に品評する類のブツではないので、ダブステップ・リミックスなどの暴挙も笑って聴きたい。隠遁前の88〜89年に録音されていたという3つの新曲では“His Eye Is On The Sparrow”がいい出来。 *出嶌




