(左から)西山 瞳、マルセロ木村、馬場孝喜、鈴木直人、織原良次

ジャズピアニスト西山瞳さんによるメタル連載〈西山瞳の鋼鉄のジャズ女〉。第102回は、当連載で西山さんがインタビューしてきたジャズプレイヤーたちが集結! メタルがルーツである音楽家たちが酒を酌み交わしながら語り合いました。 *Mikiki編集部

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メタル出身ジャズミュージシャンが集まるレアな機会

「皆でメタルの話をしたい!」というマルセロ木村の呼びかけのもと、〈鋼鉄のジャズ女〉で今までインタビューしてきたメタル出身ジャズミュージシャンの同世代チームが、6月某日、高円寺メタルめしに集まりました。

マルセロ木村(ギター、第99回)、鈴木直人(ギター、第53回)、織原良次(フレットレスベース、第46回、馬場孝喜(ギター、第43回)、西山瞳(ピアノ、筆者)の5人です。

※仕事のため途中まで参加

元々はマルセロ木村が呼びかけた飲み会の予定でしたが、これはかなりレアな機会。メタル座談会ができないかと思い、高円寺メタルめし店主・ヤスナリオさんのご協力を得て、前半の時間を座談会にしました。


 

今日は絶対仕事入れない!

西山瞳「マルちゃん、よくこんなブッキングしてくれたね。ありがとう」

鈴木直人「なかなかない並びだね」

織原良次「僕と西山さんとマルセロが同じ年、馬場さんが1つ上、直人君がその上と、ほぼ同世代です。『Player』『GIGGS』『バンドやろうぜ!』とかを読んでた世代だよね」

マルセロ木村「今日はもう絶対仕事入れないって決めてたよ!」

西山「誰も楽器を持ってないのも凄いね」

マルセロ「今日は他のギタリストの悪口を言う日ね」

一同「わははは」

 

メタルに対するそれぞれの距離感と温度感

西山「それぞれのインタビューの後、何か反応はありましたか?」

鈴木「あったかなあ?」

織原「直人君は、普段のプレイとキャラクターから元メタラーっていうのは意外性がないから」

西山「一番〈意外〉って反応があったのは、則武諒君(ドラムス、第43回)だね。今のジャズでのプレイから、YOSHIKIになりたくてドラムを始めたって全く想像できないもん」

織原「僕はビリー・シーンが最初のヒーローだったって話したけど、〈僕もビリー・シーンが最初です〉って声をかけてもらうことが何度かあったな」

西山「馬場君は、読み返したら一番メタルに冷たかったね。全員にメタルが今のジャズのプレイに影響あるかと質問しているけど、〈ない、100%ない〉って即答してた」

鈴木「メタルが黒歴史じゃん」

馬場孝喜「僕はメタルよりハードコアに流れたから。ハードコアの方がギターは簡単で、指1本でジャジャーンって弾いたり、6弦をドロップしてパワーコードだけ弾いたり。暴れるためにやってたな」

西山「マルちゃんにインタビューしたのは、この3人(織原、鈴木、馬場)から〈マルセロは本物のメタラーだから〉って強い推薦があったからなのよ」

織原「マルセロはね、ライブの時にメタルを弾くの! ブラジル音楽のライブなのに、ツェッペリンの“Rock And Roll”とか、ジミヘンのフレーズとか。この前、BLUE NOTE PLACEでのライブでも弾いてたよ!

ってか、西山さんがおかしいよ。アイアン・メイデンのライブもジューダス(・プリースト)も行ってたでしょ」

マルセロ「この前、ドリーム・シアターのライブに行ったんだけど、帰ってきて見たら、西山さんもインスタに同じ公演に行ってた様子をアップしてたね」