連絡ノート
部室に置かれたキャンパス・ノートを覗き見しちゃいましょう! 何やらおもしろそうなリイシュー盤が紹介されていますよ!!
良かった! ユノちゃんや鮫洲君がしっかり連絡ノートを書き続けてくれていますね。久々に私も最近ゲットしたオススメCDのことを綴ってみます。
CURTIS KNIGHT & THE SQUIRES You Can't Use My Name: RSVP/PPX Sessions Legacy/ソニー(2015)
まずはカーティス・ナイト&ザ・スクワイアーズの編集盤『You Can't Use My Name: RSVP/PPX Sessions』。ブレイク前のジミ・ヘンドリックスが参加していたバンドの音源から、ベスト・テイクを選んでリマスター化したもので、すでに彼のギターの存在感が際立っています。オフィシャル音源としては最古となるジミの作った曲が聴けるなど、資料的価値もとても高い一枚!
お次は、ヘンリー・カウとスラップ・ハッピーのメンバーが結成したアート・ベアーズ。彼らの3作品が、紙ジャケ&SHM-CDで一挙にリイシューされました。緊張感のある先鋭的な音作りはアヴァン・ロックそのものですが、短い曲構成と女性ヴォーカルはいま聴けば意外とポップに感じます。ここではもっとも強靭な構築美を披露した79年作『Winter Songs』をプッシュ!
続いては、〈フジロック〉への参加も決定しているスーパー・ファーリー・アニマルズの2000年作を拡張した『Mwng: Deluxe Edition』。全編が地元のウェールズ語で歌われていて、呪文のように不思議なその語感と、彼らのひねくれつつもポップなバンド・サウンドが融合した好盤ですよ。セッションやライヴ音源が大量に追加されているのも嬉しいですね。
最後はUS西海岸のコーラス・グループ、キャステルズの編集盤『The Castells And Beyond 1964-1966』。サーフ・ミュージックの立役者、ゲイリー・アッシャーによる楽曲とプラスαで構成された全34曲のなかでも、特にブライアン・ウィルソン製の“I Do”が素晴らしいです。オフィシャルでは未発表ながらビーチ・ボーイズも録音している珠玉の一曲なので、部員のみんなは要チェックですよ!