COLUMN

バリー・ホワイトがプロデュースしたジェイ・ディーの74年作やターシャ・トーマスの79年作など、初CD化含む注目リイシュー盤

【IN THE SHADOW OF SOUL:ソウル・ミュージックの光と影】[第88回]娘と父の光と道 Pt.3

忍び寄る年の瀬から逃れられないリイシュー

JAY DEE Come On In Love Warner Bros.(1974)

 今月はひっそりと簡潔に……まずはJ・ディラ、ではなくジェイ・ディーの74年作『Come On In Love』の世界初CD化から。このジェイ・ディーとは、ボブ&アールの活動で知られたジャッキー・リーことアール・リー・ネルソンの変名(ややこしい!)による唯一のアルバムで、全曲のプロデュースはバリー・ホワイト。著名な“Strange Funky Games And Things”を筆頭に、バリー流儀のストリングスなどエレガントな演奏パートが軸ではありますが、ザラリと粗削りなままでそこに馴染んでくる歌声はスウィート。麗しい名曲集です。

 

 

TASHA THOMAS Midnight Rendezvous Atlantic/SoulMusic(1979)

 エクスパンデッドな復刻モノでは、ロバータ・フラックの作品でバックを務めたこともあるターシャ・トーマスが79年に残した唯一のアルバム『Midnight Rendezvous』が2枚組のヴォリュームで初CD化。〈Mixes & Single Edits〉と題されたDisc-2には“Shoot Me(With Your Love)”や“Street Fever”などのヴァージョンがギッシリで、ディスコ全盛期の作品ならではの丁寧なリイシュー仕事ですね。とにかく大仰に主張するベースラインが気持ち良くて最高!

 

 

4TH COMING Strange Things 1970-1974 Now-Again(2015)

 そして最後はディープ・ファンク文脈で愛されてきたローカル・バンド、4thカミングのシングル9枚を完全収録した『Strange Things 1970-1974』をご紹介! DJシャドウの『Funk Spectrum』に“The Dead Don't Die Alive”が入って有名になったバンドで、コンパイルを手掛けたのはもちろんイーゴン。サザン・ソウルっぽい初期から鉄壁のファンク45まで、これは聴き込みたいですね。

※レイラ・ハサウェイ/ダニー・ハサウェイを特集した連載〈IN THE SHADOW OF SOUL〉第88回の記事一覧はこちら

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