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キャンディ・オペラの『45 Revolutions Per Minute』と並べて聴きたい作品たち

AZTEC CAMERA High Land,Hard Rain Rough Trade(1983)

言わずと知れたネオアコの先駆者だいな。ポストカード・レーベルからのシングル群と、83年リリースのこのデビュー・アルバムで彼らが提示した鮮烈なギター・ポップ・サウンドは、活動をスタートしたばかりのキャンディ・オペラにとって大きな指標になったのは間違いねえべ。 *穴守

 

LOVE Forever Changes Elektra(1967)

50周年を記念してデラックス版も登場したばかりの、US西海岸のフォーキー・サイケ名盤。ペイル・ファウンテンズが本作に心酔していたのは有名やけど、キャンディ・オペラの連中も大好きだったらしいわ。確かに一部で聴けるギターのアルペジオや軽快なトランペットは、〈元祖ネオアコ〉と呼びたいものやで。 *八丁

 

シャムキャッツ FRIENDS AGAIN TETRA(2017)

エレキをアコギに持ち替えたことで、いままでになくオーガニックなサウンドが新鮮な最新作。表題の由来はフリッパーズ・ギターの曲タイトル? それとも先ほど八丁君が会話中に名前を出していたグラスゴーのグループ? キャンディ・オペラと並べて聴きたい等身大のアコースティック・ポップ盤です。 *鶴見

 

THE STYLE COUNCIL Our Favourite Shop Polydor(1985)

非ロック的な志向をはじめ、わりかし共通点の多いネオアコと80年代のUKブルーアイド・ソウル。キャンディ・オペラの曲には後者の代表格であるスタイル・カウンシルからの影響も少なからず感じまっせ。それに実直さや熱さといったアティチュードも似てますやん。まるで俺みたいやな。 *八丁

 

ROMAN A CLEF Abandonware Infinite Best/Tugboat(2015)

プリファブ・スプラウトの遺伝子を感じさせるバンドと言えば、ヴァイオレンスやリアル・エステイト、さらにペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハートの元メンバーによるこのユニットが思い浮かぶんべえ。でも80年代にはほとんどいねえから、やっぱキャンディ・オペラは特異だいな。 *穴守