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GREEN RIVERの『Rehab Doll』と並べて聴きたい作品たち

MUDHONEY Lie Sub Pop(2018)

マッドハニーの最新作はキャリアを総括したような初のライヴ・アルバム! 通して聴くと彼らが良い意味でちっとも変わってないことがよくわかるな。一度はメジャーに移籍したものの、古巣へ戻って早20年。みずからの矜持を崩すことなくマイペースで直進し続ける心意気に敬礼必至だぜ! *野比

 

PEARL JAM Lightning Bolt Monkeywrench/Republic(2013)

いまや米国を代表する国民的なバンドだな。パンクやカントリー、フォルクローレ風までを披露した多彩なこの最新作からは、ひとつの場所に留まることを潔しとしない姿勢がビンビン伝わってくるぜ。マッドハニーとはまったく異なるスタンスだからよ、両者が別の道を歩んできたのも納得できるな。 *野比

 

FEVER 333 Strength In Numb333rs Roadrunner/ワーナー(2019)

大注目の新鋭ラップコア・トリオによるドロップされたばかりの初フル・アルバムや! パンクとメタルをクロスオーヴァーしたサウンドに加え、マッドハニーのヤンチャさとパール・ジャムの生真面目さを兼ね備えたようなアティテュードは、グリーン・リヴァーの遠い子孫と言えるかも? *八丁

 

DRENGE Undertow Infectious/HOSTESS(2015)

しばらく続いていたグランジ・リヴァイヴァルの代表選手です。ブーム自体はやや収束……というか、すっかりシーンに根付いて落ち着いた感もありますが、彼らの新作が2月に控えているのでもうひと盛り上がりしそうな気配。そういう意味でもグリーン・リヴァーのリイシューはタイムリーですよね。 *鶴見

 

LIL PEEP Come Over When You're Sober Pt.2 AUTNMY/Columbia(2018)

グランジ回帰が一過性のトレンドじゃなく音楽シーン全体に浸透している様子は、〈ラップ界のカート・コバーン〉と言われたリル・ピープやXXXテンタシオンらの活躍からも窺えるでしょう。本作に収められた“Awful Things”のギターなどは、初期のサブ・ポップ作品みたいな鳴りです。 *鶴見