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初期のルーサー・ヴァンドロス参加作

DAVID BOWIE 『Young Americans』 RCA/Parlophone(1975)

同時代の米国産ソウルに傾倒したロックスターが〈プラスティック・ソウル〉を称した意欲作。快活な表題曲など6曲のバックで歌うルーサーはそのコーラス・アレンジも手掛け、翌年のグループ初作から“Funky Music (Is A Part Of Me)”が“Fascination”として採用されている。後の“Underground”(86年)でもボウイとは絡んだ。 *出嶌

 

THE BRECKER BROTHERS BAND 『Back To Back』 Arista(1976)

80年代の作品でも絡むブレッカー兄弟のフュージョン系バンドは、この2作目でロビン&ダイアンと共にルーサーをバック・ヴォーカルとヴォーカル・アレンジャーに起用していた。2曲の共作者にも名を連ねた彼は、後にディオンヌ・ワーウィックに提供する“What Can A Miracle Do”などでは前に出て存在感を発揮しまくっている。 *出嶌

 

VARIOUS ARTISTS 『Funky Christmas』 Cotillion(1976)

ルー・ドナルドソンやインプレッションズら当時のコティリオン所属アクトが集ったクリスマス・アルバム。ルーサーはファンキーな“May Christmas Bring You Happiness”とスロウ“At Christmas Time”という書き下ろしの2曲をグループで提供している。ポール・ライザー編曲の壮麗で温かい出来映えは文句なしの心地良さだ。 *出嶌

 

CHIC 『Chic』 Atlantic(1977)

『This Close To You』の全編でギターを演奏したナイル・ロジャーズは、同年の秋にバーナード・エドワーズと組んだ本ユニットで華々しくデビュー。ロビン・クラークと共にヴォーカル隊に名を連ねたルーサーは、次作『C’est Chic』やノーマ・ジーン、シスター・スレッジなど、以降もしばらくシックのファミリー作品では常連だった。 *出嶌

 

THE AVERAGE WHITE BAND, BEN E. KING 『Benny And Us』 Atlantic(1977)

グループ活動前後のルーサーはアンディ・プラットからカーリー・サイモンまでアリフ・マーディン絡みの裏方仕事がとにかく多く、それだけバック・ヴォーカルの名手として重宝されていたことがわかる。この英国のファンク・バンドとソウル重鎮による異色タッグ作でも7曲で歌唱。両組とも後の作品にルーサーを招いてもいる。 *出嶌

 

GREGG DIAMOND BIONIC BOOGIE 『Hot Butterfly』 Polydor(1978)

奇才グレッグ・ダイアモンドが兄弟のゴッドフリーらと組んだディスコ・ユニットの2作目に客演したルーサー。スウィート・インスピレーションズやチャカ・カーン版でも知られる冒頭の表題曲ではリード・ヴォーカルを担当し、シルキーで伸びやかな歌声を披露。シックに通じるダンス・チューン“Chains”でもルーサーの歌声が際立つ。 *林

 

QUINCY JONES 『Sounds... And Stuff Like That!!』 A&M(1978)

御大クインシーの豪華リーダー作にて、ルーサーは2曲のリード歌唱に抜擢。パティ・オースティンの相手役を務めるメロウな“I’m Gonna Miss You In The Morning”、グウェン・ガスリーとのパワフルな“Takin’ It To The Streets”と、助演でも印象的な名優ぶりを見せた。 *出嶌