この1年もあっという間だったな。次の春には4年生だなんて信じられません! さてと、気を取り直して2014年最後の連絡ノートです。最初に紹介するのはニューロマ系のアイドル・バンド、GI・オレンジの85年作『Psychic Magic』。当時、日本限定でリリースされたグループ唯一のアルバムがリマスター化されたのに加え、TV番組「夕やけニャンニャン」のタイアップで大ヒットしたというタイトル・トラックと同路線の、煌びやかな新曲が2つも聴けるなんて……母いわく〈大事件!〉だそうです。ちなみに、その母と2015年1月の来日公演にも行く予定。
お次はジャムの79年作を拡張した『Setting Sons: Deluxe Edition』。彼らの最高傑作との誉れも高い名盤が最新リマスタリングでお目見え……だけじゃないんです。目玉はDisc-2で聴ける未発表のライヴ盤『Live In Brighton 1979』。モッズの聖地での公演ですからね、興奮せざるを得ませんよ!
続いてはUKブルーアイド・ソウルの歌姫、リサ・スタンスフィールドによる89年のデビュー作が2CD+DVDで蘇った『Affection: Deluxe Edition』。Disc-2にはリミックスなどのレア音源、DVDには7曲のPVに加えて90年のライヴ音源が13曲も収録されたヴォリューム満点の内容に。ハウスやグラウンド・ビートを採り入れたダンサブルなトラックと、リサの深みのある歌声は、時代が一周したいま聴いても洗練された洒脱さが感じられます。
最後はロバート・ワイアットの編集盤『Different Every Time』。ソフト・マシーン以降のキャリアを凝縮したDisc-1と、ビョークやジョン・ケージなど錚々たるメンツとの共演曲をまとめたDisc-2から成る2枚組です。音楽創作活動からの引退を宣言したワイアットですが、ファンとしてはぜひ復活を期待したいところ。あ、そろそろ時間です。皆さん、1年間お疲れ様でした。2015年もよろしくお願いします!