ストリーミング・サーヴィスが浸透し、音楽の聴き方がますます多様化している昨今。〈TOWER DOORS〉は、その時代の流れに合わせながらも、タワーレコードらしい〈新しい音楽との出会い〉を提供することを目指し、日々楽曲をYouTubeチャンネルで紹介しています。
いよいよ今週末の7月26日(金)から〈フジロック〉が開催されます。〈ROOKIE A GO-GO〉には、TOWER DOORSが紹介した揺らぎと、んoonが出演します。2組とも3日目の7月28日(日)に出演。んoonの出演時間は24:00~24:30、揺らぎは25:00~25:30です。んoonには、このブログで〈6つの質問〉というショート・インタヴューも行っているので、〈フジロック〉で観て彼らのことが気になった方には、ぜひ読んでもらいたいです。
それでは、 7月15~19日の間にTOWER DOORSが紹介した楽曲をプレイバックしていきましょう。
The Boring Tapes “Black Water, White Rainbow”
東京・江戸川を中心に活動している2人組、The Boring Tapes。前回紹介した“lotus”に続いて、TOWER DOORSには2度目の登場です。
彼らが6月24日にサポート・メンバーのSatoshi(ギター)とTommy(ドラムス)と初めて共作したのが、この“Black Water, White Rainbow”。チルウェイブ風のシンセ・サウンドにドリーム・ポップの要素を加えた、夢見心地にさせる一曲です。
The Boring Tapesは〈6つの質問〉に答えてくれているので、どんなバンドかをより深く知りたい方は、ぜひそちらもチェックしてください。
WOMAN “bystander”
2017年から大阪を拠点に活動している5人組、WOMAN。音楽のジャンルやジェンダーに捉われない、洗練された感性をモットーとしているバンドです。
“bystander”は、FLAKE RECORDからリリースし、初の全国流通作品となったファースト・アルバム『beautiful』(2018年)に収録。アンビエント的な穏やかなイントロから一転、次第にバンド・サウンドの色を濃くしていく独自のサウンドが印象的です。
Chiriziris “Kurokawa no Jikan”
Chirizirisは、シンガポール在住のSashaと東京在住のFuminaが、2015年に結成したベッドルーム・ロック・バンドです。彼らは7月17日にファースト・アルバム『Chiriziris』をNIYANIYA RECORDSからリリース。同作は、シンガー・ソングライターのマーライオンが初めてプロデュースを担当したアルバムでもあります。
アルバムのラストを飾る“Kurokawa no Jikan”は、アコースティック・ギターを基調としたストレートなロック・サウンド。ドラマティックなメロディーと、やなぎさわまちこのコーラスが耳に残る一曲です。
VC Pines “Indigo”
TOWER DOORSにとって初の海外アーティストを紹介します。ロンドン出身のJack Mercer(ジャック・マーサー)によるプロジェクト、VC Pines(VC・パインズ)です。もともと彼はインディー・ロック・バンド、The Carnabys(カーナビーズ)のフロントマンでしたが、ジャンルに縛られない音楽を模索するためにVC Pinesとしての活動を始めたそうです。
この“Indigo”は、3月にリリースしたデビューEPの表題曲。インディー・ロックとR&B、ジャズを折衷した独特のサウンドに、彼のソウルフルな歌声が響く一曲です。
彼にも〈6つの質問〉に答えてもらっていますので、ぜひチェックしてください。
いかがでしたでしょうか? 今週は、いつもより多い4曲をお届けしています。また、VC Pinesの“Indigo”という、海外アーティストによる楽曲を初めて紹介しました。TOWER DOORSは日本国内だけでなく、国外のアーティストの楽曲も積極的に紹介していきたいと考えています。それにより、グローバルな音楽の〈扉〉になれればと思います。