NEMNE

東京を拠点に活動するシンガー・ソングライターのUKO(ユウコ)。彼女は、冨田ラボやLUCKY TAPESの作品にコーラスなどで参加してきました。そんな彼女が2021年から始動させたソロ・プロジェクトが、このNEMNEです。
NEMNEとしてのデビュー・シングル“Mind”では、彼女のソウルフルで力強い歌声が前面に出ています。強い信念や感情が伝わってくるそのパワフルな歌声には、圧倒されました。UKOとしての歌や音楽性とは一線を画しており、フレッシュでより洗練されたクールなサウンドに仕上がっています。
近いうちにNEMNEとしての初のアルバムについて詳しい情報が届けられそうですので、そちらも楽しみです。
Ms.Machine

〈TOWER DOORSが選ぶ2021年期待の新人アーティスト6組〉に選出したヴォーカリスト/リリシストのSAI。彼女がMAKO(ギター)、RISAKO(ベース)とともに2015年に結成したバンドのMs.Machineが、1月に待望のファースト・アルバム『Ms.Machine』をリリース。今回改めて紹介しようと思い、ベスト・ニュー・アーティストに選びました。
エッジの立ったクールなギターの響きと無機質なベースライン、そしてインダストリアルな音が絡み合った彼女たちのダークウェイヴ・サウンドは強烈です。骨の髄まで響く弾丸のような音響の中、SAIのダウナーで凍てつくような歌声が響きわたる――そんなMs.Machineの音楽は、とても〈美しい〉と感じます。
Ms.Machineには2月、InterFM897のラジオ番組「sensor」に出演してもらい、インタビューを行いました。そのアーカイヴをYouTubeで公開しています。普段見せないようなメンバー3人の素顔が垣間見える内容ですので、お見逃しなく! また『Ms.Machine』のCDはこちらで販売されていますので、ぜひチェックを。
Voli

Voliは、東京を拠点に活動する鶴堀貴之によるソロ・プロジェクトです。2018年1月から〈Voli〉としての活動を始め、台湾では4度もツアーを実施。同年6月にはファースト・アルバム『FRAGMENTS』をリリースしています。
Voliの音楽は、多種多様なジャンルへの愛に満ちあふれています。ブルースをベースに、R&B/ソウル、ジャズ、ファンクなどをブレンドし、彼なりに昇華させた温かみのあるサウンドがなによりの特徴です。そこに、聴き手に寄り添い温かく包み込んでくれる歌声が絡み合い、極上のハーモニーを生み出しています。
そんなVoliの新作『BACKTRACK』は、必聴のアルバムです。作品全体からはVoliが音楽に懸ける情熱が強く伝わってきます。