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ジョン・コルトレーンやソニー・ロリンズらの名盤を一気に紹介 【特集:100 in need of Jazz Today―ジャズの100枚。以上】Part.7

LAND OF 100 JAZZ―ジャズの100枚。を一気に紹介!

ハード・バップを代表する名コンボの記念すべき初スタジオ録音。ブラウニーのオリジナル“Joy Spring”の名演に加え、“Delilah”“Parisian Thoroughfare”などグループの代名詞的なレパートリーが一気に楽しめます。

 

 

事故で失ったスコット・ラファロに替わって新ベーシストにチャック・イスラエルを迎えた、新トリオでの復活作。思わせぶりな美女ジャケそのままに、ロマンティックなバラードを中心とする甘美なプレイに溢れ返っています。

 

 

現代ジャズ・ギターの巨匠がカール・パーキンスレッド・ミッチェルという西海岸の名手を迎えてギター・トリオで録音した初のリーダー作。タイトルのまんま、シンプルな演奏を突き詰めることでジャズ・ギターの可能性を広げんとする職人的な一枚。

 

 

前年の自作に迎えていたトランペット奏者のブッカー・リトルをふたたび招聘し、激しく表現を闘わせた緊迫のライヴ盤。なお、録音の4か月後にブッカーは夭折している。

 

 

チャールズ・ミンガスマックス・ローチを迎え、ジャズ史に残るサミット・セッションを記録した重量級ピアノ・トリオの名盤です。通常のビッグバンドとは違ってエリントンのピアノを大きくフィーチャーしているのがポイント。

 

 

西海岸に赴いたソニー・ロリンズが名手レイ・ブラウンシェリー・マンと共演し、古い西部劇映画のナンバー“I'm An Old Cowhand”などを披露した最初のピアノレス・トリオ・アルバム。コスプレ気分なアートワークもいいですね。

 

 

ホレス・シルヴァー・グループで活躍したトランペッターが、ウィントン・ケリー・トリオをバックにワン・ホーンで録音した代表作。独特のブルーを纏ってしなやかに奏でられる“I'll Close My Eyes”は、爽やかな余韻を残す名演です。

 

 

プレジデントことレスター・ヤングの晩年を飾った今作は、30年代に多くの共演録音を残した黄金コンビの相棒=テディ・ウィルソンとの同窓会セッション。流石にリラックスした雰囲気です。

 

 

カリスマがブルー・ノートに残した唯一のリーダー・アルバム。ハード・バップ指折りの名演“Blue Train”などからメンバー個々の張り詰めたテンションが伝わってきます。TWIGYらの引用でもお馴染みのジャケも圧倒的にかっこいいですね。

 

 

〈ビハインド・ザ・ビート〉と呼ばれる独特のスタイルで、寛ぎのあるスウィンギーな演奏を聴かせた名ピアニスト、エロール・ガーナー。本作は彼のペンによるスタンダードの名曲“Misty”の、自身による初演を収録した一枚です。