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ポップ・グループ『For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder?』と並べて聴きたい作品たち

SAVAGES Adore Life Matador/HOSTESS(2016)

ポップ・グループギャング・オブ・フォーの最新作が高く評価され、On-Uのレア音源集が立て続けに登場し、そしてローンレディが……と、引き続きポスト・パンク人気は衰え知らずのなか、サヴェージズの活躍がそれに追い打ちをかけていますよね! どんどん暴力的になっていくアジテーションにマークも真っ青!? *汐入

 

THE POP GROUP Citizen Zombie Freaks R US/ビクター(2015)

怒れる若者たちも35年経ってイイ塩梅に歳を取ったわけで、正直、期待半分で聴いたみたら……これが相当イカシてたぜ! 初期の闇雲なアグレッシヴさは流石にないけど、ダンサブルなファンク・チューンが多く、つまりは2作目をとことん整合化したようなサウンドじゃねえか! *鮫洲

 

KAMASI WASHINGTON The Epic Brainfeeder/BEAT(2015)

アフリカンなリズムを真面目に追求したり、フリージャズに接近したり、ポップ・グループの楽曲は音楽的な語彙が豊富なのも魅力。で、それらが渾然一体としつつも比類のない鮮烈なサウンドとして聴こえてくる様子は、カマシのこのアルバムにも通じると思うのですが、どうでしょう。 *汐入

 

SLEAFORD MODS Key Markets Harbinger Sound/ディスクユニオン(2015)

再結成直後のポップ・グループと7インチのスプリット盤を発表して話題を呼んだノッティンガムの2人組。チープなエレクトロ・ビートを敷いた宅録風のヒップホップ・パンクが持ち味で、音的にはあんまり似てねえけど、強烈な反骨精神を込めたリリックはタメセン張ってるよな! *鮫洲

 

BLANCK MASS Dumb Flesh Sacred Bones(2015)

現行のブリストル・シーンでもっともエクスペリメンタルなノイズ・ロックを鳴らすデュオ、ファック・ボタンズの片割れが放ったソロ作だヨ! 本隊よりもさらにゴスくて、ビートを強調したクラブ仕様だネ! ポップ・グループ先輩の超攻撃派スピリットをきちんと受け継いでいる感じがSo Cool! *杉田