Mikiki編集部の田中と天野が毎週お送りしている洋楽連載〈Pop Style Now〉。12月は、年末企画として〈2020年洋楽ベスト・ソング25〉や〈Pop Style Nowがおすすめする2020年の洋楽アルバム20〉などをお届けしました。今回はタワーレコードの洋楽好きスタッフが選ぶ、個人的な年間ベスト・ソング10曲をご紹介します。

2019年末に掲載した〈タワーレコードスタッフが選ぶ極私的2019年洋楽ベスト・ソング!〉に続き、好みのジャンルも所属部署もバラバラな14人に選曲とコメントをしてもらっています(掲載順は原稿が届いた順です)。タワレコの〈中の人〉が今年どんな洋楽を聴いていたのか、少しでもお伝えできればうれしいです。

記事の末尾には全曲をまとめたプレイリストもご用意しましたので、ぜひ最後までお楽しみください。 *天野龍太郎

★Mikikiの2020年末特別企画記事一覧はこちら

 

寺浦 黎(広報室)が選ぶ10曲

1. Red Velvet “Milky Way”
2. Soulwax “Empty Dancefloor”
3. Jonas Blue & MAX “Naked”
4. BTS “Dynamite (CHIBA-CHUPS Remix)”
5. TAEYEON “Worry Free Love”
6. Pixey “Just Move”
7. Dua Lipa “Hallucinate”
8. The 1975 “People”
9. Green Day “Fire, Ready, Aim”
10. BLACKPINK with Selena Gomez “Ice Cream”

今年は例年にも増して、いろんな場所でK-Popサウンドを耳にしました。聞くところによれば、アイドル界でも〈現地化〉なんて言葉が浸透しているそうで。どんな形であれ新しいムーブメントと価値観が生まれていく様子を感じるのは心地よいです。すばらしい一年でした。来年も退屈しない変化の年になりますように。曲順はBPM昇順です!

 

直嶋紘子(商品統括部)が選ぶ10曲

毎年この時期になると色々な媒体の年間ベスト企画を目にする度に自分だったらこれかなーとぼんやり考えて楽しんでいましたが、実際に選ぶとなるとなかなか難しいものですね。ましてや順位をつけるなんて無理なので順番に深い意味はないです。

1. The Strokes “Bad Decisions”

今年一番聞いたのがこの曲。超王道、これぞThe Strokes!なシンプルなロック。彼らの作る実験的な楽曲も好きだけど、真正面からストレートにぶつかってくるギターロックがやっぱり一番キュンときます。

先行シングルから期待していましたが、やっぱり最高のEPを出してくれました。私が一番刺さったのはこの曲。12月リリースなのにもう何回聞いたかわからないレベル。

3. Alex Kapranos & Clara Luciani “Summer Wine”

Nancy Sinatra with Lee Hazlewoodの同曲のカバー。Alexのちょっとコミカルかつ過剰なほど色気のある所作にはいつも見惚れてしまうのですが、コチラのMVでもなかなかいい動きをしています。

元KLAXONSのフロントマンJames Rightonのソロデビュー作からの1曲。あの狂騒を想像して聞くと肩透かしを食らうけれども、やっぱり良いメロディを作るんですよね。

5. LOWLIFE “WASTELAND”

RAT BOYのJordan Cardyとその仲間たちの新プロジェクトなんて絶対最高じゃん!と、聞く前からとんでもなく興奮したのを覚えています。勿論最高でした。いかにも低コストで作った感満載のMVも◎

時代の代弁者とか言うと胡散臭く聞こえるけど、彼は本物だと思う。色んな意味でボーダーレスな彼のルーツにある様々なジャンルのエッセンスを超天才的な配合で調理した楽曲たちはどれも素晴らしいのだけど、この曲は特に完璧。初来日公演中止は残念でしたが、次の機会に期待!

エッジの効いたドリーム・ポップとスウィートな歌詞と様々な愛を表現したDIY感溢れるMV全てが愛おしい。そしてこの曲を収録したアルバム『how I’m feeling now』はコロナ禍が生んだ大名盤だと思う。

The xxのポップ濃度を高めて、多幸感も祝祭感も恍惚感も増し増しにしたトリップ必至のキラーチューン。ROMYのゴージャスなボーカルも堪らない!これは年間ベストにあげる人が多そう。

良曲揃いのアルバム『Future Nostalgia』の中でも一番ハマったのがこの曲。無条件にアガる、気持ちいい曲だと思って聞いていたら、無条件にアガる、気持ちいいことを歌った曲でした。どおりで。笑(気になる方は調べてみてください)

持ち前のポップネスをねじ込んで作り上げた彼女たちなりの実験的なニューウェイヴとでも言えばいいのでしょうか。2018年のサマソニ のステージを見た時、音源よりもパンキッシュな演奏に驚いたのだけど、まさにライブの勢いがそのまま表れているよう。キュートなルックスで中指を立てながらジェンダーの不均等を訴える姿はお見事です。