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ビーチ・ボーイズの『1967: Sunshine Tommorow』と並べて聴きたい作品たち

RICCI MARTIN Beached Epic/ソニー(1977)

リイシューされたばかりの本作は、ディーン・マーティンの息子による唯一のアルバムで、ビーチ・ボーイズ好きには有名っすよね。カール・ウィルソンがプロデュースしているほか、デニス・ウィルソンやヴァン・ダイク・パークスも参加した西海岸ポップの逸品。このまったり感はマック・デマルコっぽいですぜ! *野比

 

TERRY MELCHER Terry Melcher Reprise/ワーナー(1974)

こっちもリイシューされたばかりのブツ。この人は80年代のビーチ・ボーイズ復活を影で支えた才人ですぜ。60年代には敏腕A&Rとしてバーズを世に送り出したことでも知られていやすが、もし彼が『Smiley Smile』と『Wild Honey』に関わっていたら、当時の評価は違うものになったはず。 *野比

 

STEVIE WONDER I Was Made To Love Her Motown(1967)

『Wild Honey』の聴きどころのひとつが、本作の表題曲“I Was Made To Love Her”のカヴァーでござるよ。モータウンとビートルズを合わせたようなアレンジはいま聴いても新鮮。なお、85年作『The Beach Boys』ではスティーヴィーが“I Do Love You”を提供し、演奏にも参加しているでござる! *天空

 

THE LEMON TWIGS Do Hollywood 4AD/Hostess(2016)

両親がビーチ・ボーイズ好きで、兄の名前はブライアン・ウィルソンに、弟の名前はマイク・ラヴに由来するNYの若きデュオ。予測不能の展開を見せるマジカル・ポップな本作は、『Smiley Smile』に収録された“Heroes And Villains”と“Good Vibrations”の遺伝子を受け継いでいるでござるな。 *天空

 

WILD HONEY Torres Blancas Lovemonk(2017)

ユニット名がモロなのも微笑ましい、ビーチ・ボーイズをこよなく愛するスペインのインドア・ポップ・ユニット。しかもこの最新作では、これまたビーチ・ボーイズ愛好家であるショーン・オヘイガンも招き、まさに67年の楽曲群みたいな心地良いソフト・ロック/サイケ・ポップを披露しているね! *逸見