紅葉へ向けてのリイシュー

COLLAGE Get In Touch Solar/OCTAVE(2018)

 いろいろある昨今ですが、別ラインからも復刻の続いているソーラーの〈日本初となる包括的なカタログ復刻シリーズがスタート〉とのことです。9月に登場した7タイトルのなかでは、ウィスパーズのニコラス・コールドウェルがバックアップしたLA のグループ、コラージによるアーバン・メロウな83年作『Get In Touch』(Solar/OCTAVE)がオススメ。この機会にいろいろ出し尽くしてほしいものです。

THE SPINNERS While The City Sleeps -Their Second Motown Album Plus Bonus Tracks Real Gone(2018)

 続いてはスピナーズの『While The City Sleeps -Their Second Motown Album Plus Bonus Tracks』(Real Gone)を推薦です。これは彼らの70年作『2nd Time Around』に未発表曲や初CD化音源を大量追加したもので、6年前に出ていた初作のボートラ大盛り盤と同主旨の内容。GC・キャメロンが最高です。

THE FOUR TOPS The Complete ABC/Dunhill Singles Real Gone(2018)

 最後もグループもの。モータウンを離れたフォー・トップスがABC/ダンヒルに残した72~79年のシングル全集『The Complete ABC/Dunhill Singles』(Real Gone)をオススメです。全盛期のデカさゆえに懐メロと取られがちだったりする彼ら。モータウン時代と比べてさほど重要視されてない時期だけに、ヒットした“Ain't No Woman(Like The One I've Got)”などAB両面の全33曲(13曲が初CD化!)を聴いて魅力を再認識したいものです。 *出嶌孝次